騙されてはいけない1318―今起こっている福島原発事故・「協力企業作業員の死亡、８月に入って３人目・・！？」

東電の８月24日の「福島第一原子力発電所の状況（記者会見資料）」からです。

「１号機タービン建屋大物搬入口付近において、１～４号機タービン建屋滞留水浮上油回収作業で協力企業作業員が機材を運搬後、意識を失った・・」という協力企業作業員の人が「搬送先の病院にて死亡が確認された・・」ということです。

福島第一において、協力企業作業員の人が亡くなったのは、今月（８月）に入ってもう３人目で、１日に帰宅途中に体調不良を訴えた男性作業員が死亡し、８日はバキュームカーを清掃の作業員が、タンクのふたに頭を挟まれて死亡しました。震災後に事故収束作業の作業員の死亡は計１２人です。

防御服や全面マスク、防御チョッキなどを着け、この蒸し暑い中の過酷な作業は熱中症にならないで居る方が不思議なくらいです。

なお、「外傷はなく、死因は内因性の疾病とみられ、熱中症ではなかった」そうです。

“１号機タービン建屋大物搬入口付近”の“タービン建屋滞留水”浮上油回収作業ということですが、関係は無いとは思いますが近くの1・2号機間の排気塔付近は放射線量が最も高い場所です。

 

＜東電の報告＞

・2015/8/21 13：10 頃 発電所構内の１号機タービン建屋大物搬入口付近において、１～４号機タービン建屋滞留水浮上油回収作業で協力企業作業員が機材を運搬後、意識を失ったという連絡が緊急時対策本部に入り、入退域管理棟救急医療室の医師が現場に出向。当該作業員の状態から緊急搬送の必要があると判断し救急車を要請。14：04 に救急車にて出発し、いわき市立総合磐城共立病院に向かう。当該作業員については、8/21 15：47 に搬送先の病院にて死亡が確認されたことが、元請協力企業より8/22 10：50 緊急時対策本部へ連絡があった。