私の世界・知らない世界―「今年のエルニーニョ現象、史上最強の可能性・・!?」
ネットのCNNのニュースの「今年のエルニーニョ現象、史上最強の可能性」の記事からです。
米海洋大気局(NOAA)は13日に、異常気象の原因とされるエルニーニョ現象について、『今年は「深刻で、さらに強さを増している」と発表し、過去最強の1997年のレベルに達する恐れがある・・』という話です。
海面水温が上昇するエルニーニョ現象は、さまざまな異常気象の原因とされる=NOAA
今年のエルニーニョ現象はこれまでで最も強いものになると予想されている
“エルニーニョ/ラニーニャ現象”は気象庁に参考となる説明資料があり、“エルニーニョ/ラニーニャ現象”についてのURLは
http://www.data.jma.go.jp/gmd/cpd/data/elnino/learning/faq/whatiselnino.html
です。
図だけでも、海(海流)と空(風と雨)の状況が良く分かるものなので載せておきます。
エルニーニョ/ラニーニャ現象(国土交通省気象庁のHPより)
エルニーニョ現象とは、太平洋赤道域の日付変更線付近から南米のペルー沿岸にかけての広い海域で海面水温が平年に比べて高くなり、その状態が1年程度続く現象です。逆に、同じ海域で海面水温が平年より低い状態が続く現象はラニーニャ現象と呼ばれています。ひとたびエルニーニョ現象やラニーニャ現象が発生すると、日本を含め世界中で異常な天候が起こると考えられています。
『今年のエルニーニョ現象、史上最強の可能性
(2015.08.14 Fri posted at 18:24 JST)
(CNN) 太平洋東部の赤道海域で海面水温の上昇が続いている。異常気象の原因とされるエルニーニョ現象について、米海洋大気局(NOAA)は13日、今年は「深刻で、さらに強さを増している」と発表し、過去最強の1997年のレベルに達する恐れがあるとの見方も出ている。
NOAAは2015~16年の冬いっぱいエルニーニョ現象が続く可能性を90%超、16年春まで続く可能性を約85%と予測する。
1997年のエルニーニョ現象は米西部で洪水、インドネシアで干ばつを引き起こした。また、アフリカでは致死性のウイルス感染が流行し、コーヒー豆の価格上昇の原因にもなったとされる。
エルニーニョ現象は、太平洋上の赤道付近を流れる西向きの風が通常より弱まったり逆方向に吹く影響で、インドネシアやオーストラリア方面に押しやられている暖水が南米付近にも広がる現象を指す。2~7年おきに発生し、海水温は平均より最高4度も上昇する。
強いエルニーニョ現象は上空の大気を暖め、太平洋上のジェット気流などの流れを変える。その結果、カリフォルニア州をはじめとする米西部は強い暴風雨に見舞われ、南米の西海岸も雨量が増加する。一方、南アジアやオーストラリアでは少雨となり干ばつの原因となる。
また東太平洋ではハリケーンが増え、西太平洋でも台風が数、勢力ともに増す。風速が毎秒67メートルを超えるスーパー台風は今年既に5個発生しており、例年のこの時点での平均1個を上回っている。一方、大西洋では上層の風量の増加がハリケーンの発達を抑えるためその発生数は減少する。
影響は天候にとどまらない。暖水が広がることで中南米諸国の漁業の柱である寒流魚の漁獲量の減少をもたらす結果にもなる。
気候変動がエルニーニョ現象に及ぼす影響については議論が続いている。国連は気候変動がエルニーニョ現象に影響を与える確率は低いとの見方を示しているが、研究者の中には、エルニーニョの発生数自体は変わらないものの、強いエルニーニョの数が2倍に増えると予測する者もいる。』
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