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2015年8月 6日 (木)

私の世界・面白い話のネタ―話題の「極超音速旅客機」と“コンコルド効果”・・!?

ネットのCNNの「エアバスが音速の4倍で飛行できるという「極超音速旅客機」の特許を取得した・・」というニュースを、BBCも「我々は将来、ロンドンからニューヨークへ1時間で飛べるか?・・」:“Could we fly from London to New York in an hour?”(5 August 2015 From the section Technology)という記事で報じています。

コンコルドは、「イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機(SST; supersonic transport)で、2003年に全機が退役・・」というもので、英仏はまだ懲りずに、その上を行く極超音速旅客機の研究開発をしていて、「その特許をエアバスが取得」ということです。何かエアバスの“お情け”では? と思ってしまうのです。

BBCも皮肉交じりに報じているように、「まだ研究段階にあり、実現しない可能性も・・」と言う代物です。

特許申請書に含まれた超音速機の図=Airbus(CNNより)

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「もし、極超音速旅客機が出来たなら、以前に生産された超音速旅客機のコンコルド2.0がどのように見えるのか?・・」:“How the hypersonic Concorde 2.0 jet might look if it was ever produced”、極超音速旅客機の完成イメージ図(BBCより)

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従来のコンコルド(ウィキより)

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コンコルドの開発は、「失敗が分かっているのに、止める踏ん切りがつかず、ずるずる投資を続ける事象」を“コンコルド効果”という、言葉まで出来てしまい、「原型機4機を含め、20機を製造」というものなのです。

当然、莫大な投資は未回収のままです。

コンコルド効果(Concorde effectConcorde fallacy

心理現象の一つである。コンコルドの誤り、コンコルドの誤謬、コンコルド錯誤ともいう。「埋没費用(sunk cost effect)」の別名であり、超音速旅客機コンコルドの商業的失敗を由来とし、ある対象への金銭的・精神的・時間的投資をしつづけることが損失につながるとわかっているにもかかわらず、それまでの投資を惜しみ、投資をやめられない状態を指す。(=ウィキペディア)

ウィキによる、コンコルドの失敗の主なものは、

・通常よりも長い滑走距離を必要とすること、またその騒音およびソニックブームの影響を避けるために航路や乗り入れ先を選ぶコンコルドは、限られた航路に就航できたにすぎなかった。さらに「ソニックブームを発生させるため」との理由でアメリカをはじめとするいくつかの国では、超音速飛行を海上でしか認めなかった。また、アメリカのジョン・F・ケネディ国際空港への離着陸が認められるまでにも、裁判による決着を要した。

・飛行距離が短いことに加えて上記の諸事情から、大西洋は飛び越せても途中給油無しでは太平洋を越えられず、日本や香港などへの極東路線を開拓できなかった。

関空に来たこともある

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・乗客の定員が100人と少なく、運賃は他機種のファーストクラスの約20%増しと高額であったため、乗客はごく限られていた。経済的にも収益が上がらない上、オイルショックによる燃料価格の高騰がこれに拍車をかけた。

・旅客機による飛行が、エグゼクティブ層向けから運賃が安くなることで大衆化するにつれ、航空業界はボーイング747のように低コストでかつ大量輸送が可能な機体を重視するようになった。

などですが、見ただけで「こらあかんわ!・・」と思う、“狭い機内”と“小さな窓”(その実効面積はハガキ程度の大きさ)の写真です。

<温度と窓>

なお音速飛行時は機首先端の温度が120 ℃程になる上、マッハ2を超えた場合胴体は91 ℃になる。さらに熱による機体の膨張により、20cmほど全長が伸びる。また、客席はエコノミークラス程度のピッチのものが横4列に並び、合計100席が設けられていた。なお機体と窓の熱膨張率が異なるため、前述の高温から窓を大きくできず、その実効面積ははがき程度の大きさである。マッハ2を超えた場合、機内側の窓も継続的に触るのが困難なほど加熱された。(=ウィキペディア)

4座の狭い機内

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ハガキ程度の窓

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 ・・ということは、音速の4倍の極超音速旅客機はもっと凄いことになるはずなのですが?

『NYからロンドンまで1時間半、エアバスが超音速機の特許取得

2015.08.05 Wed posted at 12:50 JST

ニューヨーク(CNNMoney)米ニューヨークから英ロンドンまで1時間半で到達できるという超音速ジェット機の特許を航空機メーカー大手のエアバスが取得した。

かつての超音速機「コンコルド」は、ニューヨークとロンドン間の飛行時間を3時間半に短縮した。しかし同機は2003年に運航が停止された。

エアバスが今回特許を取得したのは、音速の4倍で飛行できるという「極超音速旅客機」。特許は2010年に出願され、先月承認された。乗客は出張旅行客や要人などを想定し、音速の壁を破る際に発生する爆発音を低減する設計についても記載している。

この特許について同社幹部は4日、CNNMoneyの取材に対し、同機はまだ研究段階にあり、実現しない可能性もあると説明。「知的財産を守るために出願している特許は年間数百件に上る。中にはまだコンセプトが生まれたばかりの研究開発段階のものもあり、すべての特許出願が技術や製品の実現に結び付くとは限らない」と話している。

コンコルド(Concorde

イギリスとフランスが共同開発した超音速旅客機(SST; supersonic transport)で、2003年に全機が退役した。

イギリスのBACとフランスのシュド・アビアシオンなどが共同で開発した超音速旅客機。初飛行は196931日。原型機4機を含め、20機が製造された。

高度55,000から6万フィートという、通常の旅客機の飛行高度の2倍もの高度を、マッハ2.0で飛行した。定期国際運航路線に就航した唯一の超音速民間旅客機でもあった。

開発当時は、世界中から発注があったものの、ソニックブームなどの環境問題、開発の遅滞やそれに伴う価格の高騰、また大量輸送と低コスト化の流れを受けてその多くがキャンセルとなった。特にニューヨーク便就航に際しては激しい反対運動が展開され、法廷闘争にまで至った。最終的にはエールフランスとブリティッシュ・エアウェイズの2社のみによる運行に留まる。

2000725日に発生した墜落事故、2001911日に発生したアメリカ同時多発テロによって、低迷していた航空需要下での収益性改善が望めなくなった事で、20035月にエールフランス、同年1024日にブリティッシュ・エアウェイズが営業飛行を終了、20031126日のヒースロー空港着陸をもって全機が退役した。

超音速飛行を追求した美しいデザインや、ほぼ唯一の超音速旅客機だったこともあり、現在でも根強い人気を持つ。・・・(=ウィキペディア)

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