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2015年8月 2日 (日)

私の世界・知らない世界―「アンティキティラ島の“機械”・・!?」

ネットの“Nasa Earth Observatory”の衛星写真“Antikythera Island”(July 31, 2015)からですが、「アンティキティラ島はギリシャの余り知られていない、20平方キロメートル(8平方マイル)の小さな島に約50人の住民・・」とあります。

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アンティキティラ島の場所と島の中心地 “Potamos”の港の岸壁付近

Antikythera_island 

ギリシャの余り知られていないアンティキティラ島ですが、「天体運行を計算するために作られた古代ギリシアの歯車式機械」:“アンティキティラ島の機械(Mechanismós ton Antikythíron)”が有名? で、いわば古代(といっても、ギリシャ時代)の最古の複雑な科学計算機(コンピュータ)、天体運行のシュミレターというもので、1901年にアンティキティラの沈没船から回収されたものです。

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驚くのは、科学者の作った「アンティキティラ島の機械研究プロジェクト」により最近発見(20061130日学術雑誌ネイチャーで発表)されたその天体シミュレーション機能で、

・・前面には、太陽と黄道十二星座のための目盛りがあり、太陽と月の位置、月相、そしておそらく惑星の運行を示す針があった。背面には(2つの中心を持ち半円で構成されている)2つの表示盤があり、さらに2つの重要な天文学上の周期の状態を示していた。その1つは太陽、月、地球が同じ相対的位置関係になる18年周期、もう1つはより正確な3サロス周期、54年と1日(日食の予測に必須)である。また別の目盛りがあり、メトン周期(19年、235朔望月)とより正確な約76年の940朔望月の周期であるカリポス周期を示していた。わずかにずれた軸と溝に入ったピンとで連結された二つの歯車を含む、画期的な歯車群により月の位置と月相が示される。ヒッパルコスの理論と、角速度に関するケプラーの第二法則の良好な近似に従って月の移動速度は変化し、近地点近くでは速く、遠地点は遅くなる。・・・(=ウィキペディア)

というもので、天文音痴の自分でも「なんとなく!? その凄さが分かる・・」ものです。

何と言う観測眼? というか、ギリシア時代は“年がら年中”空や星を見ている暇人(主に、奴隷労働による)、哲学者が居られたのです。

注1)サロス周期(Saros cycle):日食や月食が起こる日を予測するのに用いられる周期である。単にサロスと呼ぶこともある。1サロス周期は6585.3212日(約18118時間.ただし、閏年の配置によっては18108時間)である。(3サロス周期≒54年と1日)・・・

注2)メトン周期:ある日付での月相が一致する周期の1つである。19太陽年は235朔望月にほぼ等しいという周期のこと。紀元前433年、アテナイの数学者・メトンが発見したのでこの名がある。・・・

注3)カリポス周期:キュジコスの天文学者・カリポス(紀元前370? - 紀元前300?)はメトン周期を修正して、1太陽年を365.25日として計算した。つまり19年すると6939.75日となり、これを4倍した76年は27 759日となりメトン周期より1日減ることになる。235月を4倍した940月を27 759日とした(1朔望月は29.530 86日となる)。・・・

注4)古代ギリシアの奴隷:戦いや祭祀の際に捧げる犠牲、農作業、雑用役などの労働に非常に盛んに使用され、多くはないが家内工業における職人もいた。ポリス市民の得た閑暇は公的生活への参加に向けられ、労働は恥辱であることが公然と言明された。

【アンティキティラ島の機械(Mechanismós ton Antikythíron)】

天体運行を計算するために作られた古代ギリシアの歯車式機械。

<概要>

この機械は1901年にアンティキティラの沈没船から回収されたが、その複雑さや重要性は何十年もの間気づかれることがなかった。紀元前150 - 100年に製作されたと考えられており、同様な複雑さを持った技術工芸品は、その1000年後まで現れることはなかった。

フランスの海洋学者ジャック=イヴ・クストーは1978年に最後に沈没船を訪れているが、「アンティキティラ島の機械」の残りの部分を発見するには至らなかった。アンティキティラ島の機械に関する最新の研究を指導しているカーディフ大学のマイケル・エドマンド教授は「この装置はこの種のものとしては抜きん出ている。デザインは美しく、天文学から見ても非常に正確に出来ている。機械の作りにはただ驚嘆させられるばかりだ。これを作った者は恐ろしく丁寧な仕事をした。歴史的にまた希少価値から見て、私はこの機械はモナ・リザよりも価値があると言わねばならない」としている。

実物はアテネ国立考古学博物館の青銅器時代区画にデレク・デ・ソーラ・プライスによる復元品と共に展示されている。その他の復元品は米国モンタナ州ボーズマンのアメリカ計算機博物館、マンハッタン子供博物館に収められている。

<起源>

アンティキティラ島の機械は最古の複雑な科学計算機として知られている。機械の作りが完璧なため、発見されていない試作品や類似の機械の存在が予想されるが、多くの歯車が組み合わさっており、最古のアナログコンピュータと呼ぶ人もいる。ギリシャの天文学者らにより進められた天文学と数学の理論に基づいて製作されたとされ、紀元前150100年に作られたと推定される。ひとつの仮説として、古代ストア哲学者ポセイドニオスによりロドス島に設立され、当時の天文学と数学の中心として知られていたアカデミーでこの機械は製作されたと考えられており、月の運行の計算技術に天文学者ヒッパルコスの理論が用いられているため、おそらくポセイドニオスかヒッパルコスが製作に関わっているとみられている。研究者たちは、沈没した船は、当時この機械をジュリアス・シーザーによる凱旋式を称えるため、この島から略奪されたその他の財宝と共にローマに運ぶ途中であったのではないかと考えている。しかしながら、2008630日発行のネイチャーで発表されたアンティキティラ島の機械研究プロジェクトの最新の報告では、機械の概念は古代コリントスの植民地に起源をたどることができるとし、アルキメデスとの関係も示唆している。この機械が貨物船に載せられた経緯は不明である。学者たちの共通見解としてはこの機械自身はギリシャで作られたと考えられている。すべての使用説明はコイネー(現代ギリシャ語の元になった言語)で書かれている。・・・

<アンティキティラ島の機械研究プロジェクト>

この機械の研究は現在、アンティキティラ島の機械研究プロジェクトにより進められている。このプロジェクトは、カーディフ大学 (M. Edmunds, T. Freeth)、アテネ大学 (X. Moussas, Y. Bitsakis)、テッサロニキ大学 (J.H. Seiradakis)、アテネ国立考古学博物館、英X-Tek 、および米ヒューレット・パッカードが、リバーハルム財団からの資金とギリシャナショナル銀行の支援による共同プログラムである。・・・

<最近の発見>

20061130日学術雑誌ネイチャーは、アンティキティラ島の機械研究プロジェクトによる新たな復元模型の完成を報じた。この復元は上述した高分解能X線断層撮影に基づいたものである。この研究により判読可能な文字数は倍増し、以前の解釈は修正され、新たな解読がなされた。それにより機械は紀元前100年頃のものであるとされた。機械に刻まれた文には天文学、機械学、地理学の項目に分かれたマニュアルが含まれていることが明白となった。文中の「ヒスパニア」(ギリシア語: ΙΣΠΑΝΙΑ、スペイン)はこの呼び名でのイベリアに対する最古の引用文である。新たな発見により、この機械が天体の位置を予測するためのアナログ天文計算機もしくは太陽系儀であることが裏づけられた。調査の結果から、この機械は37個の歯車を持ち(30個が現存)、太陽と月の位置を予測するために用いられた、と推測された。惑星の静止する点(留)に言及している文章があることから、研究者らは惑星運動も表していたかもしれないと考えている。前面には、太陽と黄道十二星座のための目盛りがあり、太陽と月の位置、月相、そしておそらく惑星の運行を示す針があった。背面には(2つの中心を持ち半円で構成されている)2つの表示盤があり、さらに2つの重要な天文学上の周期の状態を示していた。その1つは太陽、月、地球が同じ相対的位置関係になる18年周期、もう1つはより正確な3サロス周期、54年と1日(日食の予測に必須)である。また別の目盛りがあり、メトン周期(19年、235朔望月)とより正確な約76年の940朔望月の周期であるカリポス周期を示していた。わずかにずれた軸と溝に入ったピンとで連結された二つの歯車を含む、画期的な歯車群により月の位置と月相が示される。ヒッパルコスの理論と、角速度に関するケプラーの第二法則の良好な近似に従って月の移動速度は変化し、近地点近くでは速く、遠地点は遅くなる(ケプラーの法則の項を参照)。2008731日、「ネイチャー」に機械に関する更なる詳細を報告する論文が掲載された。この論文において、他の様々な発見と共に、この機械にはまた、4分割され、1区画が1年で、全体として4年周期を示す表示盤がある事実が提示された。この表示盤はそれぞれの年に開催される、2年もしくは4年周期の(古代オリンピックのような)競技祭典を表していると考えられている。月の名称が読み取れ、それらはコリントスの植民地(また結果的にコリントスと、直接的な証拠があまり残っていないシラクサと以前より推定されている)で使われていたものであった。研究者たちはこの装置はシラクサ人によりデザインされ、アルキメデスの功績に由来しているのかも知れない、と示唆している。(=ウィキペディア)

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