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2015年9月15日 (火)

騙されてはいけない1327―今起こっている福島原発事故・「H4北タンクエリア、内堰からの漏えい・・!?

東電の9月14日の「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」と「報道関係各位一斉メール 2015年」の「福島第一原子力発電所H6タンクエリアにおける内堰からの雨水の漏えいについて」からです。

東電の報告では、先のH5北エリアやCタンクエリアに次いで、“タンクエリア内における内堰から雨水の漏えい”がH4北エリアや、H6タンクエリアで発生していますが、H4北エリアとH6タンクエリア場所について、H5北エリアとCタンクエリアを紹介したものを少し加工して載せておきます。

A 

なお、H4タンクエリアはタンク溶接やタンク設置の不備から大変な汚染水漏れがあり、タンク貯蔵の欠点が発覚、タンクから汚染水漏れ防止の原点とも言える場所で、そのためにタンクを改め、内堰、外堰を設けることになりE1からE12の観測孔があります。

内堰、外堰の参考に、少し以前の3月に、H4タンクエリアにおいて「外周堰内の雨水水位低下」(つまり、排水溝に漏れ、流出している)という問題の報告資料を少し加工して紹介します。

H4a 

そして、何が言いたいのか? ということですが、“<H4エリア周辺のサンプリング実績>”の以下の文、

・観測孔E-2の全ベータ放射能が200Bq/L であり、前回値(9/8 採取分:検出限界値未満(検出限界値:17Bq/L))と比較して10 倍以上の上昇を確認。上昇の原因は大雨の影響により、当該観測孔にH4北タンクエリア外堰内の水が混入したものと考えている。

の「・・上昇の原因は大雨の影響により、当該観測孔にH4北タンクエリア外堰内の水が混入した・・」は、不思議な言い訳です。

「大雨・・」で“漏れた”というのは、分からないではないのですが(堰の不備)、“混入”は「①サンプリング方法の不備」か「②観測孔に周囲の雨水が流入する、観測孔の構造的不備」、もしくは「③浸透防止加工の不備(漏れた汚染水が地下浸透している)」と考えられます。

<東電の報告>

2015/9/11 12:10 頃、H4北タンクエリアにおいて内堰から雨水が漏えいしていることを発見。漏えい状況は鉛筆1 本程度であり、同タンクエリアの外堰の排水弁は「閉」状態であることを確認。その後、14:12 に止水セメントによる止水処理を実施し、漏えいが停止。外堰内に溜まっている雨水は15:55 から内堰内に移送していたが、回収作業が終了したことから、同日22:00 に移送を停止。

H4北タンクエリア内堰内、外堰内、および漏えい箇所から採取した雨水の分析結果は以下の通り。

<H4北タンクエリア内堰内の雨水>

・セシウム134:検出限界値(2.1 Bq/L)未満

・セシウム1373.3 Bq/L

・全ベータ:1000 Bq/L

・トリチウム:170 Bq/L

<H4北タンクエリア外堰内の雨水>

・セシウム134:検出限界値(2.1 Bq/L)未満

・セシウム137:検出限界値(2.8 Bq/L)未満

・全ベータ:420 Bq/L

・トリチウム:検出限界値(94 Bq/L)未満

<漏えい箇所から採取した雨水>

・セシウム134:検出限界値(2.1 Bq/L)未満

・セシウム1375 Bq/L

・全ベータ:1200 Bq/L

・トリチウム:160 Bq/L

また、9/12 11:30 頃、現場パトロールを行っていた当社社員が9/11 に漏えいが確認された箇所から約10m離れた場所の内堰より、10 秒に1滴程度の滴下があることを確認。そのため、滴下箇所にビニールの受けを設置し、漏えい拡大防止措置を実施。その後、同日12:07 に止水材による止水処理を実施し、滴下が停止したことを確認。また、当該箇所周辺に水溜まりは確認されていない。

<H4エリア周辺のサンプリング実績>

・観測孔E-2の全ベータ放射能が200Bq/L であり、前回値(9/8 採取分:検出限界値未満(検出限界値:17Bq/L))と比較して10 倍以上の上昇を確認。上昇の原因は大雨の影響により、当該観測孔にH4北タンクエリア外堰内の水が混入したものと考えている。その他の分析結果については、前回と比較して有意な変動は確認されていない。今後も監視を継続していく。

<報道関係各位一斉メール 2015年>

福島第一原子力発電所H6タンクエリアにおける内堰からの雨水の漏えいについて(2015914日)

 本日(914日)午後5時35分頃、福島第一原子力発電所H6タンクエリアにおいて、当該タンクエリア内堰から雨水が漏えいしていることをタンクパトロール中の協力企業作業員が発見しました。

 漏えい箇所は、内堰の配管貫通部1箇所、および鋼鉄製の堰の平板と、平板を接続する補強用の鋼材との接合部2箇所の計3箇所です。

 漏えい状況は、配管貫通部1箇所については約5cmの幅で、鋼鉄製の堰の平板と平板を接続する補強用の鋼材との接合部2箇所については約1cmの幅で、それぞれ壁伝いに流れている状況です。

 当該タンクエリア外堰の排水弁は、昨日より「閉」としており、内堰から流出した水は外堰内にとどまっています。

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