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2015年9月23日 (水)

騙されてはいけない1330―今起こっている福島原発事故・「1,2号機取水口間の地下水、ストロンチウム濃度の上昇・・!?」

東電の9月22日の記者会見配布資料「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」と18日の「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について」からです。

921日の「港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」において“護岸地下水”の地下水観測孔No.1の全βの値が6800Bq/Lで過去最高値を更新しています。

最近、気になっていたのですが地下水観測孔No.1は度々過去最高値を更新して汚染濃度が高くなって来ており、21日はMn-54もNDではなく過去最高値を更新し、側の地下水観測孔No.1-8もセシウム134137とも過去最高値を更新しています。

なお、地下水観測孔No.1のある1,2号機取水口間は全般に全β濃度が高い観測孔がNo.1以外にもNo.1-6No. 1-7No. 1-14No. 1-16No. 1-17とあり、No.1-625Bq/L(最高値は2014.10.13780Bq/L)で中でも高くなっています。

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問題は、その過去最高値を更新した全βがストロンチウム90の代替指標ということです。直近に報告されていのストロンチウム90の値は83日のサンプリング分析結果(94日の報告)で2800 Bq/Lとなり過去最高値を更新して、対応する全βの値は2600 Bq/Lです。

・・とすると、全βが6800Bq/Lとなると、ストロンチウム90のそれに対応した値は更新値2800Bq/Lの倍以上になるということです。

参考に「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況等について」における「1,2号機取水口間の地下水の濃度推移」を見ると地下水観測孔No.1の全βとストロンチウム90Sr-90)の値が、当然のことかも知れませんが見事なまでに対応して上昇しているのが分かります。(黒で囲んだところ)

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