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2015年9月22日 (火)

私の世界・知らない世界―「シリアにおけるロシアの兵力増強問題・・!?」(続き③)

ネットのCNNのニュースから、「ロシアはシリア上空に偵察用と思われる無人機を配備」と「イスラエルがシリア情勢について、ロシアのプチーンと会談」という話しです。

シリアのアサド政権を軍事的支援で支えているのは、ロシア以外にレバノンのヒズボラやイランがあり、ヒズボラ(シーア派)はイランから軍事訓練、武器、財政支援を受けています。

・・・ヒズボラはイランから軍事訓練、武器、財政支援を受け、シリアからは政治支援を受けている。2000年にイスラエル軍が南レバノンの駐留を終結させたことを受けてヒズボラの軍事力は顕著に増大した。20086月、国連がイスラエル軍のレバノン領からの完全撤退を認定したにもかかわらず、同年8月、レバノン新内閣はヒズボラが軍事組織として存続することを認め、ヒズボラが「占領地域を解放または奪還する」権利を保証する政治宣言を全会一致で了承した。・・・(=ウィキペディア)

最新のアメリカの軍事研究所ISW(“Institute for the Study of War”)の作ったシリアの軍事的勢力図ですが、シリア国内のロシアの拠点が6箇所に比較してイランの革命防衛隊関連は26箇所もあるのです。

Isisisw 

シリア上空で「ロシア軍とイスラエル軍、さらに米軍が偶発的に衝突・・」という心配もあるのですが、話し合わねばならない問題はもっと深いところにあるようです。

話しは別に:無人偵察機といえば、「イラン、米無人偵察機の複製に「成功」 機体を公開」(2014.05.13 Tue posted at 10:19 JST)」と言う話がありました。

(CNN) イランは13日までに、2011年に撃墜した米国のステルス無人機の複製に成功したとして機体を公開した。同国通信社の報道によると、無人機はイラン軍の電子戦争部門が乗っ取って制御し、無事着陸させたという。発表会ではイランの複製機と並んで米国の無人機も展示された。同国の最高指導者ハメネイ師も式典に出席し、記念写真が公式サイトに掲載されている。

この無人機はロッキード・マーティン製の「RQ-170センティネル」だったことが分かっている。米当局者は11年12月の時点で同機について、アフガニスタンに駐留する米軍や情報当局の関係者が使っていた米中央情報局(CIA)の偵察機だったことを確認した。・・

Photo 

『ロシア、シリア上空に無人機を配備

2015.09.22 Tue posted at 11:01 JST

ワシントン(CNN)ロシアはこのほど、シリア上空に偵察用と思われる無人機を配備した。複数の米当局者が明らかにした。ただ武装しているかどうかは不明で、これまでに飛行させた回数も分かっていない。

ロシアはシリアで着々と軍備を増強しており、米当局者によれば、地上には既に戦闘機25機、ヘリコプター15機、戦車9台、地対空ミサイル3基、兵士少なくとも500人を配備している。

18日にはロシアの軍備増強を巡って米国防総省のカーター長官とロシアのショイグ国防相が協議した。シリアのアサド大統領を支援するロシアに対し、米国は同大統領の退陣を求めている。

米国防総省のデービス報道官は21日、記者団に対して「事態の展開を注視している」と述べ、「アサド政権に対する支援、特に軍事的支援は、非生産的であり、事態の一層の悪化を招く危険がある」と強調した。

シリアでは米軍率いる有志連合が過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」を狙った空爆を続けている。国防総省当局者は、シリア領空でロシアと有志連合が遭遇する事態を懸念。ロシアは現時点でジェット機やヘリコプターを使った戦闘任務は行っていないものの、米当局はロシア軍の動きに対して警戒を強めている。

デービス報道官は「衝突の可能性について重大な懸念を持っている。衝突は回避する必要がある」と語った。

一方、ロシア外務省は、シリアの首都ダマスカスにあるロシア大使館が20日に砲撃されたと発表し、この砲撃は反体制派によるテロだったとして強く非難。21日に発表した声明で、「今回のテロ行為に対し、地域の関係国を含めた国際社会が立場を明確にすることを期待する。言葉だけでなく、確固たる行動が求められる」と強調した。

声明ではさらに、ロシア大使館に対する砲撃は、反体制派の拠点がある地域から行われたと指摘。攻撃を仕掛けた集団については「いわゆる『イスラム国』を名乗ってはいないが、外部の支援者の影響下にある違法な武装集団だ」とした。

『イスラエル首相、シリア情勢めぐりロシア大統領と会談

2015.09.22 Tue posted at 15:07 JST

(CNN) イスラエルのネタニヤフ首相は21日、モスクワを訪問してプーチン・ロシア大統領と会談した。シリア情勢への対応などを協議したとみられる。

ロシア当局は、両首脳が「中東和平プロセスや世界的なテロの脅威との戦い」をテーマに会談したと述べた。

イスラエルからは、首相に軍トップのエイセンコット参謀議長やハレビ軍情報部長、コーエン国家安全保障顧問が同行するという異例のチームが出席。会談は非公開で行われた。

ネタニヤフ首相は終了後に「実のある会談だった」と語り、両国が「シリア内外における軍同士の誤解を防ぐための共同の仕組み」で合意したと説明。こうした誤解の防止は非常に必要性が高かったと強調した。

首相はまた、イスラエルと敵対するイスラム教シーア派組織ヒズボラにシリアから高度な武器が供給されるのを阻止するために、常に努力を重ねてきたと強調。「我々が行動を起こしていることを、ロシアを含むすべての関係国に知らせることが重要だ」と述べた。

シリア情勢をめぐっては最近、同国内の空軍基地の拡張工事が急ピッチで進み、そこへロシア軍の最新型戦闘機などが送り込まれていることが、衛星画像で確認された。

ロシアのショイグ国防相は、シリアでの軍備増強について「防衛的な性質のもの」と述べ、同国のアサド政権に対する義務を果たすのが狙いだと主張している。

一方イスラエルは、シリア内戦には不介入の方針を示しつつ、アサド政権がヒズボラに武器を供給していると非難。これを理由に、同国上空の制空権確保を重視してきた。

シリア上空でロシア軍とイスラエル軍、さらに過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」への空爆を続ける米軍が、偶発的に衝突する危険性もあるとの懸念が指摘されている。

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