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2015年9月12日 (土)

私の世界・知らない世界―『今の地球は、「前例がない・・」という“禍”が普通に起こる・・!?』

ネットのナショナルジオグラフィック・ニュースから、「中東の少なくとも7カ国に及ぶ広い範囲で今週、大規模な砂嵐が吹き荒れた・・」という話しですが、ジオの、

NASAがとらえた大砂嵐の写真。広範囲で吹き荒れていることが分かる。(Photograph by NASA

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は、もの凄く広い砂嵐で海や河川・湖や山などの地形がほとんど掻き消され、何も分からないものです。

・・で直接、NASAのもの(衛星写真)を見ると、親切にも国境が入れてあり、9月7日と8日の砂嵐が1日で拡大している様子が分かるので、それを紹介します。

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「砂嵐は最初96日に中分解能撮像分光放射計(MODIS)の衛星画像に現れまし。97日(トップ画像)には、シリア、ヨルダン領域、およびトルコの地中海沿岸の一部を席巻し、98日(下画像)は、レバノン、イスラエル、ヨルダン、キプロスとパレスチナのすべてを包み込みます。 99日は、南西に移動して北東エジプト、スエズ湾に広がりました」(NASAの説明文より)

今の地球は、「前例がない・・」という“禍”が普通に起こることがあるようで、日本などの海に囲まれた国では、台風とその豪雨の洪水が問題ですが、中東など乾燥した陸地の多い場所は旱魃と砂嵐が問題となります。

そして中東以外に、広い国土を持つ中国やアメリカ、中南米、アフリカ、オーストラリア、インドと周辺諸国は、そのどちらも有得ることになります。

レバノン東部の都市バールベック郊外にあるシリア難民キャンプ。201597日、キャンプのテント群は砂嵐に覆われた。(Photograph by AFP, Getty Images

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98日、エルサレムの「岩のドーム」前を防塵マスクを着けて歩くパレスチナ人男性。(Photograph by Ahmad Gharabli, AFP, Getty Images

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レバノンの首都ベイルートの海岸は砂嵐でほとんど視界がきかなくなった。(Photograph by Bilal Jawich, Andalou Agency, Getty Images

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砂嵐で日光が遮られたパレスチナ、ガザ地区の空。(Photograph by Suhab Salem, Reuters

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それと、こんな酷い天候、砂嵐でも、銃を撃ち合う兵士、それを好機? と爆撃や攻撃する国、その戦禍から逃げている人々が居ます。

『中東で砂嵐の被害拡大、12人が死亡、被害者数千人シリア難民も被災、世界各地で猛威をふるう可能性(2015.09.11

中東の少なくとも7カ国で今週、大規模な砂嵐が吹き荒れ、判明しているだけで少なくとも12人が死亡した。気象の専門家によれば、こうした砂嵐は「非常に単純な条件」がそろうだけで発生するという。

アラビア語で「暴風」を意味する「ハブーブ」と呼ばれる猛烈な砂嵐は、世界各地で発生する可能性があり、数千マイルも移動することが知られている。ときには太平洋を横断するに等しい距離に及ぶことさえある、と話すのは米国国立気象局(NWS)で砂嵐を研究する気象学者、ケン・ウォーターズ氏だ。

砂嵐に覆われた中東では視界が遮られており、イラク、シリア、レバノン、エジプト、ヨルダン、イスラエル、キプロスの各地で数千人が呼吸の異常を訴えて、病院で手当てを受ける事態となっている。砂嵐はシリアとイラクで発生したとみられ、すでに2日間以上吹き荒れ、視界が悪い状況は週末まで続く見込みだ。

砂嵐の深刻な影響としては、交通機関の混乱と大気汚染が典型的だとウォーターズ氏は指摘する。

レバノン、ベイルートにあるラフィク・ハリリ国際空港の気象学者らは、近年のレバノンでは「前例がない」と言うものの、ウォーターズ氏は「強い砂嵐はそれほど珍しいものではない」と言う。ハブーブは暑く乾燥した条件下で最も起こりやすく、今夏の中東の大部分が当てはまる。そして、地表に塵や砂の粒子があり、その粒子を十分に舞い上がらせる風が吹き続けるという2つの要素がいる。

 どのぐらい強い風が吹けば砂嵐ができるかは、科学者もはっきりとは分かっていない。これまでの観測では、小規模で局地的な砂嵐は時速30キロ強程度の風でも起こることが分かっている。ただし、ダマスカスやベイルートに被害を与えたこの大規模な砂嵐が長距離を移動するには、より大きな風速が必要となる。同じ地域で2013年に猛威を振るった砂嵐の風速は、時速97キロにもなった。

米国西部でも、砂嵐は暑くて乾燥する6月から9月にかけて最も多く発生する。湿気があれば塵は重くなって地表にとどまるため、干ばつの間により発生しやすい。建設工事や農地の休耕といった人間の活動でも表土は剥がれやすくなり、砂嵐の要因となり得る。1930年代の米国中西部では、不適切な耕作方法のせいで「ダスト・ボウル」と呼ばれる大規模な砂嵐が発生し、数千人が家を失った。

2011年の7月と8月にはアリゾナ州で数百マイルに及ぶ範囲が砂嵐に見舞われ、日光が遮られた。その後も同地域では小規模な砂嵐が多く発生している。

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