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2015年10月 1日 (木)

騙されてはいけない1335―今起こっている福島原発事故・「地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価・・!?」

東電の9月 30日の記者会見配布資料「地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果について」と「福島第一 地下水バイパス揚水井 分析結果」からです。

東電の「地下水バイパス揚水井のくみ上げにおける一時貯留タンクに対する評価結果」を見ると、このところ揚水井No.10のトリチウム評価値を上げています。

『「トリチウム上昇傾向評価用」とは、8/20から8/24までの上昇傾向が継続すると仮定したトリチウム濃度を設定し評価』というように過去の傾向をトレンドして少し大き目(安全側に、ココまではならないとする値)の値を評価に使うものです。

その揚水井No.1028日のトリチウムは2300 Bq/Lと過去最高値を更新し、直近の921日と24日にも2100 Bq/Lで過去最高値を更新して、30日に2400 Bq/Lは安全側(大き目)とはとても言えないものです。

Photo_2 

このところずっと放流目標基準の1500 Bq/Lを超えていますが、以前は1500 Bq/Lを超えると汲み上げを止めていました。

バイパスなど「海への放流は、薄めない」が東電の原則のはずで、変なトリチウム上昇傾向評価式を使い、揚水井で汲み上げたものを全部混ぜて評価は反則に思うのですが?

01_3 

 H4エリアは以前に酷いタンク漏れがあったところで、汚染土壌を取り除くなど除染対策をして、汚染水流出防止の汲み上げ用のウェルポイントまで設けています。その近くの揚水井No.10の場所(下流の海側にある)をマップで表示してみました。他の揚水井の赤丸は大体この辺りという所です

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