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2015年10月 2日 (金)

騙されてはいけない1336―今起こっている福島原発事故・「5・6号機の滞留水の現状・・!?」

東電のHPにある「福島第一原子力発電所の廃止措置等に向けた中長期ロードマップ」・「中長期ロードマップの進捗状況」、「廃炉・汚染水対策チーム会合第22回事務局会議(2015101日)」の「【資料1】プラントの状況」と「【資料3-8】5・6号機の現状」からです。

「5・6号機は冷温停止で管理され、問題ない・・」と思わがちですが、14号機と同じように地下水流入と滞留汚染水問題があります。

「【資料3-8】5・6号機の現状」から「5・6号機の現状について(滞留水量の状況)」と「【資料1】プラントの状況」の「滞留水の貯蔵状況(924日時点)」を紹介しますが、5・6号機の滞留水は合計で約31,000㎥(H27.9.28現在)です。

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その滞留水の内訳はタンク貯留量に約15,000㎥、5号タービン・6号タービンおよびRW建屋に約5,000㎥(56号機合計)、海水配管及びケーブルトレンチに約3,000㎥(56号機合計))、メガフロートに約8,000㎥(ろ過水)となっています。

昨年9月からの滞留水の推移を見ると、総量を減らしているのは主に建屋内滞留水で、半減しています。

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基本的に5・6号機の滞留水を貯留するFタンクエリアの貯留率は現状で91%と余り余裕がない状態で、昨年9月から見る少し減少しており、以前は100%ギリギリの満杯(実際は97%)でした。なお、メガフロートも一定、満杯のようです。

滞留水の増分となる地下水流入は45㎥/日(56号機合計)で、滞留水は放射能除去処理して敷地内への構内散水で消化することになっており、せっせと散水してた減らすしかないのです。

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