騙されてはいけない1345―今起こっている福島原発事故・「1/2号機排気筒点検結果・・!?」
東電の10月26日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所1/2号機排気筒点検結果について」からです。
東電の「1/2号機排気筒の点検の報告」ですが、何度か言っているようにここは発電所敷地内の建屋外では放射能が最も高線量と思われるの区域です。
以下は、その参考資料となる東電のHPの「福島第一原子力発電所サーベイマップ」・「建屋周辺サーベイマップ【10月14日現在】」です。
従って、調査は「①地上から望遠カメラを使用し、排気筒の各方向から撮影を実施」して、「②撮影した写真を初回点検時(2013年8月)の写真と比較し、点検個所の有意な変化の有無を確認」といういわゆる目視点検が主です。
それでも「南東側柱脚は高線量のため道路側から撮影」というように、方向によっては避ける必要があるようです。
以下の東電の報告は頁が多いので必要と思う部分だけにしました。
なお、後ろには「(参考)排気筒下部周辺線量測定(西側立面)」と「排気筒底部SGTS配管接合部測定結果」には計測された放射線線量が載っていますが、その調査員の服装(装備)は、カメラ撮影時の装備と全然違うものです。
話しは別に:同じ26日に東電は「福島第一原子力発電所 海側遮水壁閉合作業完了について」を報告しています。
前回の『「汚染水の海流出防ぐ遮水壁 きょう完成へ」とNHKの変!?』についての東電の報告ですが、驚くことに「海側遮水壁については、鋼管矢板の打設・継手止水作業を行ってきましたが、本日、継手状況の確認をし、一連の閉合作業が終了しました。今後は、海側遮水壁内側の埋め立て作業等を実施していきます」ということで、まだ、“継手止水作業”の完了だけで“海側遮水壁内側の埋め立て作業”が残っているのです。東電は、何故かそのまま“汚染水溜め”を急いで埋め立てず、置いておく? のかも知れません。(観測用?)
当然ですが、“海側遮水壁内側の埋め立”は遮水に寄与するものです。ますます、『・・NHKの変!?』は“当たり”と思うのです。
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