私の世界・知らない世界―「ひらめきを得るための10の秘訣・・!?」
ネットのCNNのニュースから、「ひらめきを得るための10の秘訣・・」という記事ですが、「認知神経科学の研究で近年、こうした突然の洞察の背後にある脳のメカニズムが分かってきた」というものです。
以下は、私的な話ですが自分の経験から言うと、「・・10の秘訣」は「なるほど・・!」と思うことが多くあります。
ただ、前半にある「①(文字通り)視野を広げる」や「②色彩が鍵」、「③変化をつける」、「④多様性を受け入れる」をフィジカル(物理的)な現実世界(目の前の環境)の問題に限るのは、普通の人の話しです。
例えば、プロは仕事部屋など場所を選ばず、狭くても構わないもので、「夢は荒野を駆け巡る・・」のですから、思念や創造の世界に妙な抑制を設けたり、自由な発想を阻害しないことが大切です。
そして、「⑤締め切りを忘れる」と「⑥心配せずに楽しく生きる(これは必須)」はその人の持って生まれた天性に関わる問題です。
性格が真面目な人には「⑤締め切りを忘れる」のは無理、ラッキーにも? というか、恥ずかしい話しですが、自分には備わった特性のようです。
小さい子供の頃から学校の宿題を前もってまともにやった覚えがありません。楽天的で、いつも学校の先生は成績表の備考欄に「明朗快活、楽天的な性格で、時々課題を忘れることがあります。授業中に他のことを話すのは止めて下さい」とありました。
「⑦方向性を変える」や「⑧仮眠を取る」、「⑨1日の山場となる時間帯を見つけ、その時間を外す」、「⑩不安を減らすためには何でもやろう」は普通にやろうと思えば誰でも出来ることです。
参考までに、「⑦方向性を変える」と「⑩不安を減らすためには何でもやろう」は、自分の場合「バイク」と「賭け事(ただし、小額で大儲けを狙うこと)」がありました。
話しは別に:「ひらめき・・」とは少し違うのですがシステム開発の場合、“フレームワーク”と呼ぶ以下の過程が重要です。
①システム対象の知識を詰め込み、制約条件と目的、評価関数の明確化
②それを内部化する(脳が納得するまで覚える)
③間を置く・・知識の醸成を待つ
④作業に取り掛かる(設計やプログラミング)
そして、知識の詰め込みの後に直ぐに作業は1番良くないことで、③の少し間を置く(「⑤締め切りを忘れる」もある)が大切で、心配しなくとも、内部化が出来ていれば脳は勝手にプログラムを考えているものです。寝ているときも、バイクに乗っているときも、テレビを見ていても! です。
なお、“フレームワーク”を調べると、そのような意味はなく私が作った言葉のようです。
フレームワーク(framework)
・開発・運用・意思決定を行う際に、その基礎となる規則・構造・アイデア・思想などの集合のこと。日本語では「枠組み」などと訳されることが多い。
・ソフトウェアフレームワーク - コンピュータ・プログラミング用語。アプリケーションフレームワークなど。
・ビジネスフレームワーク - 経営戦略や業務改善、問題解決などに役立つ分析ツールや思考の枠組み。MBAなどで教わるビジネスに必要とされるロジカルシンキングや発想法などを体系的にまとめたもの。
・バーナーワークの別称。
そして知識の繋がり、ココで言う「遠隔連想」は自分の知らない世界を絶えず意識すること、それは当然無理なので(知らないものを意識できない・・)知っている知識の端、ここから先は闇という地図(ネットワーク網)を絶えず意識することで、その繋がり(「遠隔連想」というより、何や・・ここと、ここは繋がってるんや! という感動)は知識を倍化するはずです。
私の世界:知識ネットワークの繋がりイメージ
『ひらめきを得るための10の秘訣 認知神経学の現場から
(2015.10.04 Sun posted at 18:02 JST)
(CNN) 思いも寄らない瞬間に不意に創造的な洞察が浮かんだり、眠りかけている時に懸案事項の解決策をふと思いついたりする体験をした人は多いのではないか。認知神経科学の研究で近年、こうした突然の洞察の背後にある脳のメカニズムが分かってきた。洞察研究の知見は、家庭や職場における創造性向上にも応用できそうだ。
認知神経科学者のジョン・クニオス氏とマーク・ビーマン氏は共著で、ひらめく瞬間に何が起きているのかを探っている。同書では、突如としてわき起こる洞察の邪魔にならないよう余計な想念を頭から取り除いておき、明視の瞬間に向けて普段から心のゆとりを作っておくことが重要だと説明している。
クニオス教授によれば、こうした洞察には認知神経科学で「遠隔連想」と呼ばれる発想の結びつきが関わっているようだ。主に右脳で行われる情報処理のことで、無意識の連想が不意に意識内に浮かび上がってきた時に洞察が生まれる。これに伴い、右脳側頭葉が爆発的な活動を見せるという。
同教授はまた、気持ちを楽観的にして注意の範囲を存分に広げておくことが洞察を生み出しやすくする鍵だとも説明。こうした知見を踏まえ、家庭や職場で創造的な発想を解き放つためのコツを提示した。以下に紹介したい。
①(文字通り)視野を広げる
広々とした空間は、思考の幅を広げるのに役立つ。天井を高くするのも有効だ。逆に、窓がなく狭苦しいオフィスでは脳が触発されにくく、柔軟な洞察も生まれない。
②色彩が鍵
青や緑のようなリラックス効果があるアウトドアの色彩は、洞察を生みやすい心理状態を作る。一方、赤のような「緊急」色は洞察を抑制してしまう。意外なことに、暗い色や薄暗い照明も効果的だ。視覚に映り込む細部をぼかすことが、抽象的な思考を触発する。
③変化をつける
変わり映えのしない環境では思考も停滞してしまう。変化をつけるのが重要だ。毎日の通勤ルートや喫茶店など、時には日々の習慣を変えてみるのも良い。職場や家庭で、家具の配置や室内の装飾を再考してみよう。いろいろな場所で会議を開いてみるのも有効だ。
④多様性を受け入れる
周囲の色に染まらない友人を仲間の輪に入れておくよう心がけよう。独特の考え方を持っているため、通常とは異なる角度から問題を解決してくれるはずだ。
⑤締め切りを忘れる
厳密すぎる締め切りは思考の幅を狭め、洞察を抑圧してしまう。大まかな目安となる期限を設定するのにとどめ、柔軟にスケジュールを組むようにしよう。重圧を減らすため、締め切りを守れたかどうかに関する賞罰は控えめにしておくべし。
⑥心配せずに楽しく生きる(これは必須)
前向きな考え方は、心を開かれた状態にし、より多くのアイデアを持つことを可能にする。楽観的な考え方をするのが難しければ、喜びをもたらすような人や物事について思いを巡らせてみてはどうか。
⑦方向性を変える
課題で行き詰ったら、休憩を取るか、何か別のことを考えてみよう。音楽を聴く、映画を見る、散歩に出かけるなどなど。ダンスやヨガも良い。洞察のきっかけは思いも寄らない時と場所で生まれるものだ。
⑧仮眠を取る
睡眠が思考を活性化させることは周知の事実だ。睡眠不足だと、些末(さまつ)なことに心がとらわれてしまい、創造性を殺す結果になる。十分な睡眠を取ることで、一見したところ雑多なアイデアの間に隠れたつながりを見つけやすくなる。
⑨1日の山場となる時間帯を見つけ、その時間を外す
洞察が最も生まれやすいのは、自己抑制の力が弱まったときだ。集中が緩んだ時間帯には、意識が鋭敏なときには思いつかないような遠隔連想への認知が高まる。朝型の人は夜、夜型の人は朝に創造的な仕事をやるのが良い。
⑩不安を減らすためには何でもやろう
心理状態というのは移り変わるものであり、洞察が生まれるような気分に落ち着くのには時間がかかる。リラックスした状態で自由に発想するため、まとまった時間を確保しておくと良い。電話を切ったり時計を外したりするなどした上で、気ままに思考を巡らせよう。
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