騙されてはいけない1349―今起こっている福島原発事故・「地下水観測孔No.2-5の全βが130,000Bq/L に上昇・・とアンチモン検出!?」
東電の11月4日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」の「タービン建屋東側の地下水調査/対策工事の実施状況」の「地下水観測孔・海水サンプリング実績」と11月3日の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」からです。
「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」の記述に「11月2日に採取した護岸地下水の分析結果のうち、地下水観測孔No.2-5の全ベータ値について、前回値(10/5 採取)は930Bq/L だったが、130,000Bq/L に上昇している・・」とあります。以下は当日の「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果」の護岸地下水の表ですが、地下水観測孔No.2-5の過去最高値は2014年2月12日の150,000Bq/Lです。
地下水観測孔No.2-5は比較的陸側の建屋に近い位置にあり、地下水を汲み上げているウェルポイントから離れた場所です。
・・で、その2,3号機改修ウェル汲み上げ水ですがSr-125(アンチモン同位体の1つ)が検出されています。専門家でないので意味不明ですがアンチモンの同位体をウィキで見ると、アホほど(関西地方の言葉:“やたらと多い”の意)あります。
なお、その“2,3号機改修ウェル汲み上げ”ですが、位置を少し海側に移したのは別に、何をどう変更したのかは説明がないので分かりませんが(深さを変えた?)、10月14日に改修変更されています。
<東電の報告:地下水観測孔・海水サンプリング実績>
・11/2 に採取した護岸地下水の分析結果のうち、地下水観測孔No.2-5 の全ベータ値について、前回値(10/5 採取)は930Bq/L だったが、130,000Bq/L に上昇していることを確認。また、11/3 に同観測孔の水を再採取して分析した結果は96,000Bq/L であり、11/2 採取分より低下しているものの、同等の値であることを確認。この分析結果から、今後は同観測孔の測定頻度を1回/月から1回/週に変更し、モニタリングを強化していく。なお、その他の観測孔における分析値は前回値と比較して有意な変動は確認されていない。また、港湾内の分析結果も前回値と比較して有意な変動がないことを確認している。
アンチモン(antimony)
原子番号51の元素。元素記号は Sb。常温、常圧で安定なのは灰色アンチモンで、銀白色の金属光沢のある硬くて脆い半金属の固体。炎色反応は淡青色(淡紫色)である。レアメタルの一種。古い資料や文献によっては英語の読み方を採用してアンチモニー(安質母尼)と表記されている事もある。元素記号の Sb は輝安鉱(三硫化二アンチモン、Sb2S3)を意味するラテン語 Stibium から取られている。(=ウィキペディア)
アンチモン同位体
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