騙されてはいけない1357―今起こっている福島原発事故・『「遮水壁(海側)」 僅かに傾く・・!?』(その2)
東電の11月26日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所 海側遮水壁閉合後の埋立地舗装面等の状況について」と同じく「放射線データの概要11月分(10月29日~11月25日)・サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げと分析・海側遮水壁閉合と放射性物質濃度分析」からです。
昨日のNHKニュースが報道した『福島第一原発「遮水壁」 僅かに傾く』に対する東電のフォロー・レポート(言いわけ?)のようですが、NHKが「僅かに傾く」に対し「地下水位上昇に伴い鋼管矢板のたわみが増加・・」と“たわんだ”のだそうです。
鋼板矢板なら多少“たわんだ”は許せますが、何十センチもある(写真を見ると約50cm?)鋼管の横つなぎした束が約20cm? も曲ったのを1mそこらの地下水上昇で“たわんだ”はブラック・ジョークとしか思えません。
・・で、細部が分かるように加工・編修しました。
話しは別に:東電の報告の「放射線データの概要」ですが、全体に細か過ぎで良く分からないものです。
注)前半部2ページのみ掲載
中でも、“A:水(海水、排水路、地下水等)”について少し気になったので、“11月分(10月29日~11月25日)”と“過去の状況”を比較してみました。
放射性物質は半減期が短いものもあるので、状況の変化が無ければ当然少しずつ低減していくものです。まして、その低減努力を行っているのですから減少傾向は当たり前です。
気になるのは、半減期が約30年のセシウム137のK排水路から排出のピーク(1000Bq/L程度)がいつも同じ程度であることや、期間別に見ると最近各排水路からの排水が僅かに上昇傾向(ピンクの矢印)にあることで、全βも同様のことが見て取れます。
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