私の世界・知らない世界―「各国は、そのまま原油生産を続けるとその埋蔵量枯渇まで何年持つか?・・」
ネットのロイターの「データで読むニュース」の「原油の生産量と埋蔵量の多い国」からです。
「原油の生産量と埋蔵量の多い国」として、米国を初めとする13カ国の一日当たり原油の生産量と原油埋蔵量が表になっています。
・・で、思いついたのは「各国は、そのまま原油生産を続けるとその埋蔵量枯渇まで何年持つか?・・」ということで下表を作りました。
この表では、大国の米国と中国が10年そこそこでアウト、ロシアがそれに続いて四半世紀です。輸入に頼っている立場の日本としては、何となく愉快なことですが、相手が大国なので何を考え? 仕出かすか分かったものではありません。もう、随分以前(前世紀後半)から策動しているはずです。
枯渇が最も近いのはメキシコですが、メキシコには悪いのですが経済力から言って世界に影響するものではなく、無視出来る? のです。
合計すると、これらの国は計算上は高々60年余りで枯渇することになりますが、石油は価格という重石があり、枯渇することを心配する必要はありません。
つまり、原油生産が需要を下回るか、もしくは下回ると予想されるだけで価格が上昇して石油需要を抑え、代替エネルギーの開発がより進みます。また、原油価格の上昇は採掘可能埋蔵量を増加させます。
話しは別に:枯渇まで最も長く生産できる国、埋蔵量が最も多いのに生産量が僅かなベネズエラが特異的に存在します。
現在のベネズエラがそうであるのは、一重に反米政策を取ったチャべス大統領のお蔭? かも知れません。
反米政策で知られた大統領、ウーゴ・チャベス(ウィキより)
ベネズエラ・ボリバル共和国
通称ベネズエラは、南アメリカ北部に位置する連邦共和制社会主義国家である。東にガイアナ、西にコロンビア、南にブラジルと国境を接し、北はカリブ海、大西洋に面する。首都はカラカス。南米大陸でも指折りの自然の宝庫として知られている。
コロンビアと共に北アンデスの国家であるが、自らをカリブ海世界の一員であると捉えることも多い。ベネズエラ海岸の向こうには、アルバ、オランダ領アンティル(クラサオなど)、トリニダード・トバゴといったカリブ海諸国が存在する。ガイアナとは、現在ガイアナ領のグアヤナ・エセキバを巡って、19世紀から領土問題を抱えている。・・・
チャベス政権
1999年に「第五共和国運動」から、1992年のクーデターの首謀者、ウゴ・チャベスが大統領に就任した。1958年代に成立したプント・フィホ体制から排除された貧困層から支持を受け、反米とポプリスモとボリバル主義を掲げたチャベスにより、同年12月には国名が「ベネズエラ・ボリバル共和国」に改称された。
チャベスはジョージ・W・ブッシュ政権以降は反米路線を掲げた。2002年、アメリカの中央情報局(CIA)の援助・支援の下に軍部親米派のクーデターでいったんは失脚したが、全国的な国民のデモの激化、ラテンアメリカ諸国の抗議によって再び政権に復帰し、わずか3日間でクーデターは失敗に終わった。こうした経緯もあり、チャベスは反米的なキューバ、ボリビア、エクアドル、ニカラグア、中華人民共和国、ロシア、イランと関係を強化し、友好的な関係を維持している。また、ラテンアメリカ・カリブ諸国共同体や南米諸国連合、米州ボリバル同盟、南米銀行の設立を主導して中南米の結束を図った。
一方で隣国である親米国コロンビアとはかねてから関係が悪く、2009年7月には外交関係を凍結し、ベネズエラ軍の軍備増強を発表、両国間の緊張が高まっている(アンデス危機)。2010年7月22日にはコロンビアとの国交を断絶し、国境に「全面的非常態勢」を敷くよう軍への命令が出され、3週間後の8月11日には国交回復で合意したが、依然として不安定な状況が続いている。
ベネズエラにおいては、富裕層の所有メディアにより反チャベス的な内容のものが報道されることが多かった。チャベス政権成立以降、チャベス大統領に批判的な放送局が閉鎖に追いやられたりするなど独裁色が強められた。これは失敗に終わった2002年のクーデターを支持した放送局のオーナーたちに対する報復だとの見方もある。なお、チャベス派からのメディア発信も行われており「こんにちは大統領」のようなテレビ番組も放送されていた。チャベス大統領はワシントン・コンセンサスを否定し、反市場原理主義、反新自由主義を鮮明に掲げ、富の偏在・格差の縮小など国民の大多数に及んだ貧困層の底上げ政策が中心で『21世紀の社会主義』を掲げていた。しかしながら、チャベス政権以前の旧体制派である財界との対立による経済の低迷や相変わらず深刻な格差・貧困問題、特に治安の悪化は深刻な社会問題となっており、それらを解決しないまま2013年3月5日、チャベス大統領は癌により死去した。・・・(=ウィキペディア)
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