騙されてはいけない1368―今起こっている福島原発事故・「１号機放水路の浄化と放射性物質濃度測定・・！？」

東電の12月24日の記者会見配布資料「放射線データの概要１２月分（11月26日～12月23日）・サブドレン・地下水ドレンによる地下水のくみ上げと分析・１号機放水路の浄化と放射性物質濃度測定について」の「１号機放水路の浄化と放射性物質濃度測定について」からです

東電は１号機放水路の滞留汚染水について「放水路の上流側立坑から移送ポンプにて汲み上げた後，放水路浄化装置の吸着塔によりセシウム等の放射性核種を除去し放水路下流側立坑に移送・・」を11月27日から開始しており、その放射性物質濃度の測定結果の報告です。

 

 

“１号機放水路の浄化”をネットで調べると吸着塔による処理量が360㎥/日のようです。

以下は、その元となる「福島第一原子力発電所構内１号機、２号機放水路サンプリング結果」を11月20日から並べたものですが、“１号機放水路の浄化”の直前、急に高濃度化？　して25日がそのピークになっています。

「上流側立坑から汲み上げ、浄化後に下流に移送」ですから下流の方が放射性物質濃度は低くなるのは当然ですが、高濃度の上流側が順次濃度を低下しているのに下流側は12月7日に濃度が高くなる（２倍以上）のも気になるところです。