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2016年2月23日 (火)

騙されてはいけない1379―今起こっている福島原発事故・「陸側遮水壁の閉合について・・!?」

東電の2月22日の記者会見配布資料「「陸側遮水壁の閉合について」実施計画変更認可申請の概要」とネットの215日のNHKニュースからです。

NHKは15日に「福島第一原発の凍土壁下流側先行し運用開始へ」を報道していましたが、その時点では東電の報告(公表)がないので訝しく思っていたのですが、やっと報告の今回の「「陸側遮水壁の閉合について」がそれのようです。

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NHKの説明では「下流側を先に凍らせ、上流側については地下水の水位を見ながら段階的に凍らせる・・」つもりのようです。

ただ、「地下水の水位が下がりすぎた場合は、水を注入して水位を上げたり、凍結を止めたりするなどして、リスクを抑える・・」などという地下水位の管理は降雨という自然が相手の問題が存在し簡単に出来るとは思えません。

そしてその「凍土方式の陸側遮水壁」の内容ですが、第一段階の「海側全面閉合+山側段階閉合(山側総延長の約95%)した段階」は良いとしても、後の山側総延長のたった約5%が残る“完全閉合”に意味不明の第二段階(「第一段階と第三段階の間の段階」だそうです)まで設けて「完全閉合している段階」の第三段階に至るというのは何か不安げ? というか、「完全閉合」に自信がなさそうです。

話しは別に:『「完全閉合」に自信がなさそう・・』を言っていたら、廃炉における溶融核燃料の取り出しについて、「取り出しがよいかも含め検討を・・」? なんて記事をNHKは報道しています。

「取り出さない」とは、「そのまま閉じ込めておく(石棺方式?)」ということでロシアのチェルノがそうしています。

「取り出すのは大変なので・・」という話しであれば、「取り出さなくとも大変になる・・」のです。

『福島第一原発の凍土壁 下流側先行し運用開始へ(2151643分 NHKニュース)

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱として建設された「凍土壁」は、汚染のリスクを巡る原子力規制委員会との見解の隔たりから、運用開始のめどが立たない事態となっていました。このため東京電力は、規制委員会の指摘に沿う形で計画を見直し、凍土壁はようやく運用開始に向けて動き始める見通しとなりました。

「凍土壁」は、汚染水が増える原因となっている福島第一原発の建屋への地下水の流入を抑えるため、1号機から4号機の周囲の地盤を凍らせて地下水をせき止めるもので、今月、すべての設備が完成しました。

東京電力は、より効果が大きい建屋の上流側を先に凍らせるとしていましたが、原子力規制委員会は、地下水の水位が下がりすぎると建屋内の汚染水が漏れ出すおそれがあるとして、下流側から凍らせるよう求め、凍結開始のめどが立たない状態が続いていました。

こうしたなか、東京電力は、原子力規制委員会の指摘に沿う形で、下流側を先に凍らせ、上流側については地下水の水位を見ながら段階的に凍らせるとした、新たな計画を示しました。

そのうえで、地下水の水位が下がりすぎた場合は、水を注入して水位を上げたり、凍結を止めたりするなどして、リスクを抑えるとしています。

この計画に対して規制委員会側も、確認すべき点は残っているとしながらも異論は出ず、凍土壁はようやく運用開始に向けて動き始める見通しとなりました。

しかし、凍結開始から完成まで8か月かかるため、当初は来月中としていた完成の時期は大きくずれ込むことになります。

東京電力福島第一廃炉推進カンパニーの増田尚宏代表は「凍土壁は地元の皆さんの関心も高く、心配をかけないよう着実に進めていきたい」と話しています。

『溶融核燃料 「取り出しがよいかも含め検討を」(220614分 NHKニュース)

事故からまもなく5年を迎える東京電力福島第一原子力発電所を視察した原子力規制委員会の更田委員は、事故で溶け落ちた核燃料について、「取り出すことがよいかも含めて検討する必要があると思う」と述べ、今後の調査の結果によっては取り出さない選択肢も検討する必要があるという考えを示しました。

福島第一原発の事故では、1号機から3号機までの3基で核燃料が溶け落ちる「メルトダウン」が起き、この核燃料の取り出しが、40年かかるとされる廃炉に向けた工程の中で最大の難関となっています。

19日現地を視察した規制委員会の更田豊志委員は、報道各社の質疑の中で、溶け落ちた核燃料について触れ、「調査中なので確定的なものではない」としたうえで、「取り出すことがよいかも含めて検討する必要があると思う。取れるだけ取って、残りは固めるなどいろいろな選択肢がある」などと述べ、今後の調査の結果によっては取り出さない選択肢も検討する必要があるという考えを示しました。

国と東京電力がまとめた現在の廃炉の工程表では、溶け落ちた核燃料を取り出すとされていて、格納容器の内部の状態を確認するための調査が続けられています。

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