私の世界・知らない世界―「世界に広がる「バナナ危機」・・で、バナナが高価になる!?」
ネットのCNNのニュースから「バナナを壊滅させた病気が再び世界各国の生産地に広がりはじめた・・」という話しですが、糖尿病の合併症から足の壊疽で入院して食事療法(低カロリー食)か環境の変化(病院生活)の為で便秘になり、退院してからはずっと便秘解消のために毎朝バナナを食べています。
つまり、バナナの値段が上がるというのは、大袈裟に言えば私にとって死活問題なのです。
もう、10年近くバナナを食べ続けているのにバナナにキャベンディッシュ種など色々品種というものがあるのを考えもしませんでした。
・・で、今回は英語のウィキの写真からバナナの品種を紹介します。
まず、キャベンディッシュ(Cavendish)ですが、ウィキによると「世界で生産されるバナナのほぼ半数を占め、日本のスーパー等で一般に売られている品種。日本では主にフィリピンから輸入される・・」ということで大型の皮が厚く黄色いみんながいつも食べているバナナです。
次は、ラカタン (Lakatan)という「色と形はキャベンディッシュとほぼ同じで、大きさは少し小さい。クエン酸が多く含まれ、やや酸味が高く味が濃い。フィリピンではキャベンディッシュよりも味が好まれ、最も流通量が多い品種となっている・・」ということで、少し小ぶりで皮が薄く黒くなりやすいようで、私がよく食べているのは見栄えのする高いキャベンディッシュ(Cavendish)より黒くなった“お勤め品”はラカタン (Lakatan) のようで、ポリフェノールは熟れたバナナに多いと聞きますから黒い斑点があっても安い方を買います。
レディ・フォンガー (Lady Finger)は読んで字のごとく女性の指に似て先が細くなっているもので、日本ではいわゆるモンキーバナナとも呼ばれているものです。
シマバナナは沖縄など南西諸島でよく見かけるバナナです。
プランテンは青いバナナで果物としてそのままは食べませんので略します。
他に、レッドバナナなどがあります。
バナナにとって極めて有害な病気が世界的に猛威を振るっている
バナナ生産への依存度が高い途上国の経済は、病気の流行で大きな打撃を被る
『世界に広がる「バナナ危機」、新型の伝染病で生産体制崩壊
(2016.04.20 Wed posted at 15:34 JST)
ロンドン(CNNMoney) かつて最も人気の高かった種類のバナナを壊滅させた病気が再び世界各国の生産地に広がり、バナナ輸出に大きく依存する中南米を脅かす事態になっている。
このほど開かれた国際バナナ会議の会場は、直前になって中米コスタリカから米マイアミに変更された。出席者の靴に付いた汚染土から、中南米に病気が広がる恐れがあるという理由だった。
問題の病気は「パナマ病」。「萎凋(いちょう)病」とも呼ばれ、アジアからオーストラリアの一部、アフリカ、中東へと広がっている。特に欧米で消費されるキャベンディッシュ種のバナナが影響を受けやすい。
国連食糧農業機関(FAO)は今月、パナマ病について「世界で最も破壊的なバナナの病気の1つ」と指摘。この病気に対抗するため、360億ドル(約4兆円)規模のバナナ業界が行動する必要があると強調した。
パナマ病はかつて、1960年代に最も人気があったグロスミシェル種のバナナを壊滅させた。代わって台頭したのが、病気に強いとされたキャベンディッシュ種だった。
しかし新型のパナマ病によって、アジアの一部でバナナの生産が崩壊。バナナの研究者や生産者は現在、キャベンディッシュ種に代わる新種のバナナの開発に力を入れている。
台湾ではキャベンディッシュの変異種が何種類も開発され、フィリピンや中国で試験が行われている。ベルギーの専門家インゲ・ファンデンベルク氏はこうした新種について「極めて有望」だとしながらも、味が必ずしも良くなかったり、長距離輸送に向かないものもあると説明した。
中南米は今のところ影響を免れており、欧米でバナナが値上がりする事態にはなっていない。
しかし今後パナマ病が中南米に広がれば、北米や欧州に輸出されるバナナの種類や値段が変わる可能性はあるとファンデンベルク氏は言う。
最大の危険にさらされるのは途上国だ。パナマ病は最高で40年も土壌の中に残る可能性があり、巨額の資金と何十億トンものバナナが危険にさらされかねない。新種のバナナの栽培には多額のコストがかかる。
FAOの植物病理学者は、「萎凋病が広がれば、生産者や流通業者、バナナ業界に依存する世帯に重大な影響を与えかねない」と警鐘を鳴らした。』
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