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2016年5月14日 (土)

騙されてはいけない1401―今起こっている福島原発事故・「護岸地下水、ストロンチウム90の代替指標である全βの濃度推移・・!?」

東電の5月13日の記者会見配布資料「タービン建屋東側における地下水及び海水中の放射性物質濃度の状況について」の「・・地下水の濃度推移」からです。

 東電は“1号機北側”、“1,2号機取水口間”、“2,3号機取水口間” “3,4号機取水口間”の護岸別に地下水観測孔の採取水の放射性物質濃度推移図をトリチウム(H-3)と全βについて掲載していますが、今回はストロンチウム90の代替指標である全βについて見たものです。

護岸地下水の全βの濃度推移:“1号機北側”

02

まず、“1号機北側”ですが、平穏? というか、一応低い濃度で安定しているようですが地下水№.0-1を外すと地下水№.0-3-2や地下水№.0-2、地下水№.0-4の妙なピークが出現します。

護岸地下水の全βの濃度推移:“1,2号機取水口間”

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1,2号機取水口間”は最も高濃度の地下水№.1-6や地下水№.1-16、1・2ウェルポイントは100万~1000万レベルの値となりますが、高値安定? というか、ごちゃ混ぜ状態なので外してみました。

乱高下している地下水№.1-17はもとより、地下水№.1-14、地下水№.1もこのところより高濃度になって来ています。

護岸地下水の全βの濃度推移:“2,3号機取水口間”

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2,3号機取水口間”はこのところ地下水№.2-5が突出して高濃度になっています。

護岸地下水の全βの濃度推移:“3,4号機取水口間”

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3,4号機取水口間”は一見安定しているようですが、34改修ウェルに数倍のピークが見られます。

・・で、何が言いたいのか? というと、数値表示の桁単位は異なるとしても2~3桁が限界です。6桁違いの数値を対数表示で無理に並べるのは統計的な誤魔化し? というか、ごちゃごちゃで分かりません。

1~100のオーダーと10万~1000万とでは単に桁が違うだけでなく質的な問題があるものです。

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