騙されてはいけない1404―今起こっている福島原発事故・「1号機 逆洗弁ピット・・!?」
東電の5月23日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所 逆洗弁ピットの月例点検結果について」と「廃炉・汚染水対策チーム会合第29回事務局会議(2016年4月28日)」における「【資料1】プラントの状況」の「汚染水等構内溜まり水の状況(2016.4.27時点)」からです。
まず、その「福島第一原子力発電所 逆洗弁ピットの月例点検結果について」を少しまとめ(少し編修・加工)たものです。
後ろの参考資料は溜まり水の分析結果を先にしました。
逆洗弁ピットの位置関係が上から詳しく分かるようにマップの航空写真を少し加工して載せておきます。
写真・動画集の「2号機逆洗弁ピット」と「1号機逆洗弁ピットの現況(5月18日)」(2倍に拡大)です。
東電の「1号機 逆洗弁ピット排水作業について(平成28年2月3日)」に1号機の逆洗弁ピット対策作業や逆洗弁ピット関連の1号機循環水系断面図、つまり逆洗弁ピット関連配管や放水路等と関係の分かる図があります。
2月に1号機の逆洗弁ピットは大きな配管が壁面を貫通する構造で、隙間から汚染水が漏れない対策としてタービン建屋に移送(半分の約250㎥)して水位を下げたのですが、元に戻って(水位が上昇)それが短期間に低下しのです。
後の2月の資料では、「・・逆洗弁ピット上に設置された陸側遮水壁削孔プラントの作業環境に若干の影響・・」と“陸側遮水壁”の話しがあるのに「福島第一原子力発電所 逆洗弁ピットの月例点検結果について」では海側遮水壁が外部流出を止める話しだけ? 何か怪しい感じがします。
なお、1号機逆洗弁ピットは「汚染水等構内溜まり水の状況(2016.4.27時点)」で約500㎥の汚染水とされていますが他の2号機~4号機は“なし”になっているのも変? というか、このあたりは無視されていたようです。
| 固定リンク
「震災・原発事故」カテゴリの記事
- 騙されてはいけない1697―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の完了・・について!?』(2024.11.08)
- 騙されてはいけない1696―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業・・で、把持作業だけ完了!?』(2024.10.31)
- 騙されてはいけない1695―今起こっている福島原発事故・『福島第一原子力発電所 2号機燃料デブリ試験的取り出し作業の再開・・で、手袋を変えて着手!?』(2024.10.29)
- 騙されてはいけない1694―今起こっている福島原発事故・『2号機燃料デブリ試験的取り出し作業におけるカメラ交換を実施・・で、デブリ取り出し作業はまだ先!?』(2024.10.22)
- 私の世界・知らない世界―『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表・・かなりヤバイのでは!?』(2024.10.17)
コメント