私の世界・知らない世界―「又も・・!? 港湾遺跡カエサリアで、1600年前の沈没船を発見」
ネットのCNNのニュースから「イスラエル北部の地中海沿岸にある港湾遺跡カエサリアの沖合で、ダイバー2人が1600年前の沈没船を発見した・・」という話しです。
海底から古代ローマの青銅の像やコインが発見された(CNNより)
記事にもある「昨年2月にも、ダイビングをしていたグループが2000枚近い古代の金貨を発見」をこのブログでも『私の世界・知らない世界―「約1000年前の金貨、約2000枚近くを発見!」のカイザリア!?』で「地中海沿岸の港湾遺跡、カイザリアの沖合でダイビングをしていた地元のグループが、数週間前に偶然海底で約1000年前の金貨2000枚近くを発見した・・」という話しを取り上げましたので、まずそのときの港湾遺跡カイザリアの画像を再掲します。
テルアビブの北約40kmにある地中海に面した港湾遺跡のカイザリア
前回は、マップに付いている写真を利用しましたが、マップの写真がなくなった代わり? というか、ストリートビューがあるので、港湾遺跡の海岸からの眺めと野外劇場の遺跡を紹介しておきます。
『1600年前の沈没船発見、青銅像やコインも イスラエル沖
(2016.05.18 Wed posted at 16:21 JST)
イスラエル北部カエサリア(CNN)イスラエル北部の地中海沿岸にある港湾遺跡カエサリアの沖合で、ダイバー2人が1600年前の沈没船を発見した。船の中からは古代ローマの硬貨や青銅像が見つかった。
沈没船が発見されたのは4月下旬。その後の海底調査で、ローマ神話の太陽神ソルをかたどった青銅のランプや月の女神ルナの像、瓶のかけらなど、砂の下に埋もれていた貴重な遺物の全容が明らかになった。
何千枚もの硬貨のかたまりも見つかった。2つのかたまりはそれぞれ約18キロの重さがあり、硬貨が詰まっていた陶器の形を残している。
硬貨には、4世紀に対立した西ローマ帝国のコンスタンティヌス帝と東ローマ帝国のリキニウス帝の肖像が描かれていた。
イスラエル考古学庁で海洋考古学部門を率いるヤコブ・シャルビット氏は、沈没船が見つかった場所に重要な手掛かりがあると指摘する。「再利用向けの金属を運んでいた大型船が港の入り口で嵐に遭い、漂流した末に防波堤と岩に激突したのだろう」と、同氏は話す。
現場に残っていた鉄製のいかりから、船の難破を何とか阻止しようとした跡がうかがえる。しかし風雨はあまりに強く、抵抗しきれなかったのだろう。船は浅瀬に座礁し、そのまま砂に埋もれてしまった。
シャルビット氏によると、金属製の像などは当時、必ず溶かして再利用されたため、今ではめったに残っていない。青銅の遺物は今回のように海で発見されることが多い。「これらの遺物は沈没のおかげで再利用に回されずに済んだ」「砂に守られていたため、保存状態は非常に良い。まるで昨日作られたばかりのようだ」と、同氏は説明する。
カエサリアは紀元前20年頃、ローマの重要な港として建設された。現在は国立公園に指定された観光地で、スキューバダイビングに訪れる人も増えている。
カエサリア沖では昨年2月にも、ダイビングをしていたグループが2000枚近い古代の金貨を発見した。』
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