騙されてはいけない1407―今起こっている福島原発事故・「陸側遮水壁第一段階(フェーズ2)開始・・!?」
東電の6月6日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所 陸側遮水壁第一段階(フェーズ2)開始について」とネットのNHKニュースからです。
東電は6日に陸側遮水壁第一段階の“フェーズ2”を開始、「閉合域内への流れ込みを確保することとし、未凍結箇所7箇所を除く山側を凍結する」と報告しています。
マップの航空写真で見た、写真の「凍結管バルブ開閉操作の様子」の凍結管や場所
そのNHKニュースの報道によると、“フェーズ1”の海側の凍土壁について、「一部の場所で温度が下がっていないほか、事前の想定では壁より下流側の地下水が減ると考えられていたのが、2か月たっても減らないという課題に直面」としています。
そのことについての個人的な見方ですが、「一部の場所で温度が下がっていない・・」のが原因で地下水流入があり地下水が減らない他に、以前、地下貯水槽設置の地盤の地質」を見たときに危惧したことで、建屋周辺では被圧地下水の水頭が不圧地下水(普通に圧力が掛からないの自然な流れ)を上回って一部は地表面まで達しているほどで、地下深くまでの孔や工事で被圧地下水上部粘土層の被覆が壊されると湧き出てくるのです。
『福島第一原発 凍土壁の範囲を拡大 追加工事も(6月6日18時14分 NHKニュース)
東京電力は、福島第一原子力発電所の汚染水対策の柱とされる「凍土壁」について、地盤を凍らせる範囲を建屋のほぼ全周に拡大しました。一方で、温度が下がっていない場所にセメントを注入する追加工事も始まり、これらの対策とあわせて凍土壁の効果を見極めるとしています。
福島第一原発では建屋に地下水が流れ込んで汚染水を増やし続けているため、建屋の周囲の地盤を凍らせて「凍土壁」と呼ばれる全長1500メートルの巨大な氷の壁で取り囲み、地下水をせき止める計画です。しかし、地下水をせき止めすぎると建屋内の汚染水が漏れ出すリスクがあるため、凍結作業は3月以降、建屋より下流側を中心としたおよそ800メートルに絞って行われてきました。
その結果、汚染水が漏れ出す兆候は見られないとして、東京電力は6日午前、凍結させる範囲を上流側の一部を除く全体の95%に拡大しました。
一方で凍土壁を巡っては、一部の場所で温度が下がっていないほか、事前の想定では壁より下流側の地下水が減ると考えられていたのが、2か月たっても減らないという課題に直面しています。
このため、東京電力は、6日から温度が下がっていない場所の地盤にセメントを流し込む追加の工事にも着手していて、これらの対策とあわせて凍土壁の効果を見極めるとしています。』
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