騙されてはいけない1415―今起こっている福島原発事故・「G1タンクエリアからの漏えい、“汚染雨水が側溝に 海に流出おそれなし”・・!?」
東電の7月11日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所の状況(記者会見資料)」と「G1タンクエリア西側のノッチタンク移送ホースからの漏えいについて」とネットのNHKニュース(後ろに掲載)からです。
「福島第一原子力発電所の状況」から
東電の「G1タンクエリア西側のノッチタンク移送ホースからの漏えいについて」
まずそのG1タンクエリアの場所をマップで紹介しますが、崖の下はすぐ海で北側にC排水路が流れ、出口があります。
東電がわざわざレポートを出し、NHKが『福島第一原発で汚染雨水が側溝に
海に流出・・・』を報道するのは、わずか約80リット(東電の試算?)でもストロンチウムの代替指標の全βが1200Bq/Lとなっており、直ぐ近くが海だからです。
『福島第一原発で汚染雨水が側溝に 海に流出おそれなし(7月12日 7時58分 NHKニュース)
東京電力福島第一原子力発電所で、タンクにたまっていた放射性物質に汚染された雨水が作業ミスで敷地内の側溝に流れ出すトラブルがありました。東京電力は流れ出した雨水を途中でせき止めたうえで回収し、海に流れ出るおそれはないとしています。
11日午前、福島第一原発の敷地内で放射性物質に汚染された雨水をタンクからバキュームカーで抜き取る作業中に移送用のホースが外れ、一部が近くの側溝に流れ出しました。
流れ出したのはおよそ80リットルで、ベータ線という放射線を出す放射性物質が1リットル当たり1200ベクレルと、多くを占めるとみられる放射性ストロンチウムの海への排出基準の40倍に当たる濃度で検出されました。
東京電力は側溝の下流を土のうでせき止めたうえで流れ出た雨水をすべて回収したため、海に流れ出るおそれはないとしています。また、下流にある排水路に設けられた汚染水を検知するモニターの値にも異常はないということです。
このタンクは、原発事故の当初、比較的濃度の高い汚染水が保管されていましたが、現在は使われておらず、タンクの周辺に漏れ出した水が側溝に流れ出るのを防ぐせきはありませんでした。
東京電力は今後、側溝の除染を行うとともに、作業ミスの経緯を調べることにしています。』
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