騙されてはいけない1430―今起こっている福島原発事故・「4m盤の確認状況・・!?」
東電の9月21日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所4m盤の確認状況」と「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて」及びネットのNHKニュースからです
NHKは「・・台風16号の接近に伴う雨で地下水が上昇するのを抑えるため、くみ上げ用のポンプを増やすなどしましたが、想定を超える雨があり、20日夜、10時前の時点で地下水の水位が地表とほぼ同じ高さにまで上昇したということで・・雨が地下に浸透できない状況になり、敷地内で汚染された水が地表を通って港湾内にあふれ出るおそれが高まった・・」と報道、そのためか東電は「福島第一原子力発電所4m盤の確認状況」という以下のようなコメント(説明文)なしの写真だけの報告を出しています。
写真の場所の参考に「福島第一原子力発電所構内1号機、2号機放水路サンプリング結果」を載せています。
た
だ、そのレポートで気になったのは写真説明の「海側遮水壁北側に変状なし」とあることで、海側遮水壁の北側は内側を埋め立てており、その外から見て、つまり、海水位を見て何になるの? ということです。
最初は、海水の濁った状態(汚泥の流出)の観察と思ったのですが、写真動画集に(その2)があり、どうも水位を観察しているようです。
それで確信が持てたのですが、場所が北側ではなく、南側の埋め立てをまだしていない、いわば汚水溜り(海側遮水壁内側)を観察しているものです。従って多分“北側”は間違いで、(その2)には“北側”がありません。
それで本題の「敷地内で汚染された水が地表を通って港湾内にあふれ出るおそれが高まった」という話ですが、「福島第一原子力発電所構内排水路のサンプリングデータについて」を見ると分かるのですが、もう既に以前から多く雨が降るとK排水路排水口から高濃度(一応、全βが100bq/L以上を赤で囲んでいる)の汚染水が1~4号機取水路開渠内(港湾内)へ流出しています。
話の続き;それと関連があるかどうかは分かりませんが、21日の記者会見配布資料「福島第一港湾内、放水口付近、護岸の詳細分析結果(その2)」を見ると1~4号機取水路開渠内の1~4号機取水口内北側(東波除堤北)と1号機取水口(遮水壁前)でセシウム137が高濃度となり過去最高値を更新しています。
『台風 福島第一原発 汚染された水が流出のおそれ(9月21日4時10分 NHKニュース)
東京電力によりますと、台風16号の接近に伴う雨で地下水が上昇するのを抑えるため、くみ上げ用のポンプを増やすなどしましたが、想定を超える雨があり、20日夜、10時前の時点で地下水の水位が地表とほぼ同じ高さにまで上昇したということです。
このため、雨が地下に浸透できない状況になり、敷地内で汚染された水が地表を通って港湾内にあふれ出るおそれが高まったということです。
東京電力は、ポンプでくみ上げるなどして流出を防ぐ対策を進めるとともに、汚染された水を採取して放射性物質の濃度についても調べるとしています。』
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