騙されてはいけない1431―今起こっている福島原発事故・「降雨による4m盤の状況・・!?」
東電の9月26日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所の状況」と「4m盤の地下水ドレン周辺断面イメージ図」、「建屋への地下水ドレン移送量・地下水流入量等の推移」からです
この前に報告した「4m盤の確認状況・・!?」の続き、というか、その結果の話です。
まず、「福島第一原子力発電所の状況」の9月20日から始まる「4m盤の状況」の長々とした報告と「4m盤の地下水ドレン周辺断面イメージ図」です。
・・で、その「4m盤」の場所ですが、全体ではないのですがマップの航空写真にプロットしました。
ついでに海側遮水壁内の“汚染水溜り”と汚染された雨水を直接放流しているK・C排水口を赤マルで囲んでいます。
東伝の説明では地下水位の対策として「バキューム車による汲み上げ」を挙げていますが、こんなもので追いつく訳がなく、単なる気休め、というか言い訳に過ぎないものです。
影響は、タービン建屋に移送の汚染水が最高値で802㎥(21日:降雨のないときは100㎥程度で8倍)に示されており、少しでも汚染水を減らしたいのに大変なことで、かつ問題は始まったばかりです。
東電は、「また、港湾口海水放射線モニタの値に有意な変動はない。採取した港湾内の海水の分析結果については、降雨時の変動範囲内であり有意な変動がないことを確認した。」と締めくくっていますが、そんなことを言っていられるのは今のうちだけと思うのです。
なお、前回でも報告していますが1~4号機取水路開渠内(港湾内)のセシウム137が1~4号機取水口内北側で74Bq/L(9/21 採取)、1号機取水口で95Bq/L(9/21 採取)と炉規則告示濃度限度近く、または超えています。
(再掲)
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