私の世界・知らない世界―「霊界への入口、アフリカ・レソトの聖なる洞窟・・!?」
ネットのCNNの記事から、“霊界への入口”と言われている「アフリカ・レソトの聖なる洞窟・・」の話ですが、「恐竜の足跡や数千年前に描かれた岩窟壁画が残る・・」ということで“驚くべき歴史”なのだそうです。
ただ、元の英語のCNNを見ると見出しは、「レソトの洞窟:数千年もの歴史のある住まい」:“The
Lesotho caves: Home to thousands of years of history”といたってシンプルです。
そして「毎年、レソトのアフリカ南部の国に住んでバソトの人々は、数千年もの彼らの無数のご祖先、その世代をつなぐ洞窟のネットワークへの巡礼を行います。恐竜の足跡や数千年の歴史の岩絵の家は、これらの洞窟は信じられないほどの歴史を持っています。」:“Every year, the Basotho people, who live in the southern African
country of Lesotho, make a pilgrimage to a network of caves that connect countless
generations with their ancestors across thousands of years. Home of dinosaur
footprints and millennia-old rock paintings, these caves harbor some incredible
history.”としています。
アフリカ南部の洞窟網周辺を上空から眺める(CNNより)
洞窟の前で火を起こし、儀式を執り行う
石や粘土を使って洞窟内に住居を作り生活する人々もいる
以下は本家のCNNの写真集からですが、コメントは日本語のCNNからです。
1. レソトとその国境地帯に広がる洞窟網は、数千年もの間、霊的な場所と考えられている
2.洞窟の壁には、古代狩猟採集民族であるサン族が数千年前に描いた壁画が今も残っている
3.サン族の岩窟壁画の世界的専門家ピーター・ジョリー氏によると、大半の壁画の目的はシャーマンがトランス状態の時に見たと思われる事物を描写することにあったという
4.壁画にはさまざまな動物が描かれているが、精神世界の動物なので、いびつな形をしているものが多い
5.現在も複数の家族がこの洞窟で暮らしている
6.陸地に囲まれたレソト王国は、18世紀から19世紀初頭にかけてバソト族に支配されていた。現在洞窟を訪れる巡礼者はその子孫に当たる
7.この地域の壁画の一部は危機に瀕している。自然の力が岩肌を浸食したり、岩壁の突出部近くで放牧されている畜牛が壁画を損なっているという
・・で、その「レソトの聖なる洞窟」の場所ですが、色々探したり調べてみて結論から言うと“KOME CAVES”を英語のウィキで見ると場所の説明が載っていました。丁寧に、経緯度まであります。
“KOME CAVES”の住居
「コウメ・ケーブの住居はベリア地区の中心地のテヤテヤネング(“Teyateyaneng”)から車で半時間の距離にあり、そして、マセル地区の中心地のマセルから車で1時間です。」:“The Kome Cave Dwellings are located in the Berea District about a
half an hours drive from Teyateyaneng, the capital of the Berea District, and
an hours drive from Maseru, the capital of the Maseru District and
Lesotho.Africa.
The
geographical coordinates are S 29°14′38.2 E 027°52′00.2”
マップを近くで見ると少しですがストリー・トビューで見ることが出来ます。
テヤテヤネング(“Teyateyaneng”)の町
レソト王国(Kingdom of Lesotho)をウィキより選択・編集して紹介しますが、近くにスワジランド(以前紹介している)があり、その所為ではないのでsyが何か? 気持ちが暗くなります。
『アフリカ・レソトの聖なる洞窟、数千年の歴史持つ霊界への入口
(2016.09.11 Sun posted at
18:10 JST)
(CNN) アフリカ南部の国レソトに住むバソト人は、毎年、ある洞窟網に巡礼する。この洞窟網は数千年もの間、何世代にも渡って人々と彼らの祖先とを結び付けてきた。今も恐竜の足跡や数千年前に描かれた岩窟壁画が残るこの洞窟には、驚くべき歴史がある。
巡礼者たちは、ろうそくを高く掲げながら列をなして洞窟に入り、中で宴を催し、祈りを捧げ、死者と心を通わせる。
「これはアフリカ南部の宗教にとって重要な要素」と語るのは、南アフリカのウィットウォータース大学社会人類学名誉教授、デビッド・コプラン氏だ。
「神は非常に高い位置にいるので、そこから見下ろしてもあなたのことは見えないかもしれない。しかし、あなたの祖先ならあなたが誰か知っており、あなたに興味を持ち、恩恵をもたらしてくれる」(コプラン氏)
コプラン教授は、これらの巡礼は比較的最近始まったもので、人気を集め出したのは20世紀初頭と考えている。教授自身もこの洞窟を何度も訪れており、またヒーラー(心霊治療家)としても活動している。
コプラン教授は「ここには宗教的権威はない」とし、「誰でも自由に来て、祈ることができる」と付け加えた。
この洞窟で行われる儀式は、キリスト教とその土地固有の宗教を融合したものだ。キリスト教の聖職者がズールー族のヒーラーたちと並んで立ち、信者たちに向けた儀式を執り行う姿も見られる。洞窟に週末だけ滞在する者もいれば、長期間滞在する者もいるが、彼らは全員、自分たちを超越した歴史と重要性を持つ場所にいることを認識している。
先住民族であるサン族は何千年にもわたり、その洞窟網で暮らしてきた。その証拠に、洞窟の壁には至る所にサン族の岩窟壁画が残っている。それらの壁画には、今やレソトではほとんど見られなくなった狩猟採集民の生活の様子が描かれている。
サン族の岩窟壁画の世界的専門家ピーター・ジョリー氏は、この壁画は霊的要素を含んでいると指摘する。
ジョリー氏は「壁画に描かれているのは、極めて非現実的な人物、動物、奇妙な生物など、トランス状態の体験に関するものが大半」とし、さらに「サン族の壁画は、霊界を描写することに主眼が置かれており、トランス状態を経験したことがない人やシャーマンと同じ経験をしたことがない人が霊界をのぞくための『窓』の役割を果たしている」と指摘する。
またジョリー氏は、「トランス状態は主にダンスやリズム、女性たちの拍手を通じて達成される。彼らはトランス状態になると、自分がまるで力のある動物になったかのように感じた」とし、さらに「トランス状態になり、霊界に入り込むと、そこでその地域に不和、病気、死をもたらす悪霊と戦うことになるが、その動物の力で守られる」と付け加えた。
しかし今、一部の岩肌は危機に瀕しており、そこに描かれた壁画が自然の力や、今も一部のオーバーハング(張り出し部分)周辺で飼育されている畜牛により損なわれている。しかし世俗と霊界の架け橋となり、生きている者と死者とをつなぐ、これらの洞窟の力は今後も失われることはない。』
レソト王国(Kingdom of Lesotho)
通称レソトは、アフリカ南部に位置する立憲君主制をとる国家。イギリス連邦加盟国のひとつで、周囲を南アフリカ共和国に囲まれた世界最南の内陸国でもある。首都はマセルで、1966年にイギリスから独立した。非同盟中立を宣言している。・・・
・国民の99.7%が、バントゥー系のソト族である。レソトの国民は、単数形では、モソト (Mosotho)、複数形では、バソト (Basotho) と呼ばれる。
・HIV(俗に言うエイズウイルス)感染者が1990年代以降激増、国民の約1/4がHIV感染者である。そのため、1990年には220万人あった人口が、2006年には180万人と激減。平均寿命は60歳から35歳と、成人死亡率が世界でもっとも高い国となっており( WHO2013年統計)、農業生産も減り続けている。
・1966年の独立直後から教育、特に初等教育に力を入れている。男女格差が最も少ない国家の一つであり、女性の識字率は2001年時点で90.3%に達する。しかし、男性の識字率は71.3%にとどまっている。これは男子児童が放牧の労働力として組み込まれていることによる。(=ウィキペディア)
| 固定リンク
« 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・「ただ、愛らしいネコの一品種、もしくは危険な狩人(プレデター)?・・のネコ!?」 | トップページ | 騙されてはいけない1427―今起こっている福島原発事故・「建屋への地下水移送量・・!?」 »
「面白話・話のネタ」カテゴリの記事
- 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『ぬいぐるみのニャー?・・「えっ、助けてくれるの?」のネコ!?』(2024.11.06)
- 私の世界・知らない世界―『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表・・かなりヤバイのでは!?』(2024.10.17)
- 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『“汚れ”ネコ・・のネコ!?』(2024.10.12)
- 私の世界・知らない世界―『サウジアラビアの超高層ビル、「ジッダ・タワー」の建設が約7年ぶりに再開・・!?』(2024.10.06)
- 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『気分に合わせてネコや犬のクールな顔は・・のネコ!?』(2024.09.20)
「知らない世界」カテゴリの記事
- 私の世界・知らない世界―『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表・・かなりヤバイのでは!?』(2024.10.17)
- 私の世界・知らない世界―『サウジアラビアの超高層ビル、「ジッダ・タワー」の建設が約7年ぶりに再開・・!?』(2024.10.06)
- 私の世界・知らない世界―『インド首相のナレンドラ・モディの・・二股膏薬!?』(2024.08.24)
- 私の世界・知らない世界―『インドで急速に普及する電子決済システム・・で、日本では・・!?』(2024.05.20)
- 私の世界・知らない世界―『宇宙天気予報・・「非常に活発」レベルの太陽活動!?』(2024.05.11)
コメント