騙されてはいけない1441―今起こっている福島原発事故・「淡水化装置からの漏えい・・!?」
東電の11月1日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所構内における淡水化装置からの漏えいについて」からです。
いわゆるジャバラハウス内の淡水化装置は、去年、その酷使(海水の混ざった汚染処理、淡水化をフル操業した)が祟ったのか以下に示すように次々と“漏えい”事故を起こしました。
今年になって使用頻度が少なくなったのか、落ち着いていたところです。
・騙されてはいけない1354・・・「淡水化装置(RO2-5)のブースターポンプ出口配管継手部から堰内への漏えい・・!?」 15/11/17 記事
・騙されてはいけない1341・・・「淡水化装置(RO2)処理水槽スキッドの予備配管からの漏えい・・!?」 15/10/20 記事
・騙されてはいけない1315・・・「ジャバラハウス内淡水化装置(RO3)、配管溶接部付近からの漏えい・・!?」 15/08/13 記事
・騙されてはいけない1307・・・「淡水化装置(RO3)の漏えい、根本的な原因!?」 15/07/18 記事
問題のRO3ジャバラハウスのサイズが12m×58m(他は12m×30m程度)ということで、その場所が特定出来ます。(ただし、正式図面を見た訳ではないので、多分? です)
去年は、滴下や少しの“漏れ”(=リットル単位)で騒いでいたのですが、監視を自動化すると、その監視装置が不具合になると事故の規模が拡大して大変大きくなり、今回は約3トンの汚染水漏れです。
話の続き:廃炉に向けて福島第一全体がもの凄く大きく複雑な巨大システム・装置になりつつあり、監視装置の二重化や監視装置の監視、そしてその監視が必要となり、新規の複雑なシステム・装置も投入が必要で、ますます巨大システム化・大規模装置となります。
一つの部品劣化・不具合の確立が0.001%/年でも巨大化すると、事故は普通に日常化します。部品の数が億や兆単位になる? かも知れないのです。
まともにシステム装置の全体が見られているのが不思議? というか、不安に思うのです。
注)0.001%/年で部品が1億個あると、単純に、計算して
100,000,000*0.001/100=1000で年に1000個不具合が起こります。
(これ本当やろか? 自分で考えたのに思う以上に数字が大きいのでビックリしました。何かの間違いであって欲しいものです)
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