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2016年11月 5日 (土)

私の世界・知らない世界―「ISISがいなくなった町で・・!?」

ネットのCNNのニュースから、「北部モスルに対する奪還作戦でISISがいなくなった町、散髪にひげそり、ジーンズやたばこも自由に・・」というCNN取材班の取材話です。

「忙しい散髪屋さん」(本家のCNNより)

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「ジーンズやサンダルといった服装も、ISISの時代にはむち打ちなどの罰を受けていたかもしれないという」&「喫煙も、今や自由の象徴だ」(CNNより)

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ネットのBBCのレポートに「イラクとシリアのイスラム国家とその危機をマップで・・!」:“Islamic State and the crisis in Iraq and Syria in maps”(2 November 2016)というものがあり、イラク軍が奪還作戦を試みているモスルはイスラム国が進攻して以来2年間、その西側と北側に勢力を維持している勢力マップです。

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 この図の“Bashiqa”という都市の近郊にアルファズリヤ(“al Fazliya”)という町があり、ここら辺りはペシュメルガにより奪取されたようです。

ペシュメルガ(Peshmerga:「死に立ち向かう者」の意):イラク領クルディスタン自治政府が保有する軍隊(軍事組織)。

Bashiqa”とアルファズリヤ(“al Fazliya”)の場所

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『ISISがいなくなった町で<1> 散髪にひげそり、理髪店が大忙し

2016.11.04 Fri posted at 09:36 JST

イラク北部アルファズリヤ(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」がイラク最大の拠点として支配してきた北部モスルに対する奪還作戦が進むなか、近郊の町や村が次々と解放され、住民らが自由を謳歌(おうか)している。モスルの北約20キロの町、アルファズリヤにCNN取材班が入った。

少年たちが割れた窓ガラスを通してのぞき込むのは、小さな理髪店の店内だ。男性がひげをそりに来ている。見慣れない光景に、戸惑いの表情をみせる幼子もいる。

かみそりを手にしたアフメド・ウサマさん自身も、腕がなまってしまったとこぼす。この2年間の仕事はISIS公認の散髪ばかりで、ひげそりは禁止されていたからだ。

わずか5キロ先にはISISの拠点があった。モスル奪還作戦に参加して進軍を続けるクルド地域政府の治安部隊「ペシュメルガ」がこの町にやって来てISISを追放した。以来ずっと、アフメドさんははさみを置く暇がない。大人の男性も少年たちも、合わせて200人以上が散髪とひげそりに訪れた。

「悪夢が終わってみんな喜んでいる。お祭り騒ぎの毎日だ」とアフメドさん。喜びを形にしたくて散髪する客も多い。ISIS支配下で規則違反の髪型にした者は、1カ月も投獄される恐れがあった。

ISISが去ってからは、禁じられていた流行の髪型を希望する客が後を絶たない。

『ISISがいなくなった町で<2> ジーンズもたばこも自由の証し

2016.11.05 Sat posted at 09:00 JST

イラク北部アルファズリヤ(CNN) 道の向かい側にあるもう1軒の理髪店にも、「シハブ」さんと名乗る若い男性がひげをそりに来ていた。まだISISが怖くてフルネームは明かせないという。

シハブさんは「ISISの下では何をするにも許可が必要だった」と話し、これが2年ぶりのひげそりだとはにかんだ笑顔を見せた。巧妙な支配体制を敷いていたISISだが、「出ていった瞬間から普通の感覚が戻ってきた」という。

理髪店の前の看板には、さっぱりと髪を刈ってほほ笑む男の子と若者が描かれている。ISISは「非イスラム的」な髪型だとしてその顔にテープを張り付けたが、今はそれもはがされた。

何軒か先の店では、入荷したばかりのたばこが盛んに売れていた。店の外で楽しげにたばこを吸う人々。ISISが犯罪として禁止した喫煙も、今や自由の象徴だ。

オリーブ農家を営むマフムード・アッバスさんは「こうして外でたばこを吸うと、自由な気持ちでいっぱいになる」「この2年間は黒い雲が垂れ込めているようだった」と話す。

アルファズリヤはモスル周辺によくあるほこりっぽい町だが、その大通りはたくさんの人でにぎわっていた。

女性の姿はほとんど見かけなかったものの、男性たちは1週間前ならむち打ちの刑になっていたような服装で路上に集まり、会話に花を咲かせていた。

ある若者は匿名ながら、自慢げに服装を披露した。リーボックのジャケットにストーンウォッシュのジーンズ、そして革のサンダル。「1週間前にこれを着ていたら、モスルへ連れて行かれてむち打ちと罰金の刑を受けただろう」と語り、うれしさを隠しきれない表情で「ぼくらは死んでいたが、今はまた生きている。ペシュメルガが来て生き返ることができた。神様が救ってくださったのだ」と力を込めた。

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