騙されてはいけない1453―今起こっている福島原発事故・「全ての港湾内海底土被覆工事が完了・・！？｣

東電の12月26日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所 港湾内海底土被覆工事（その２）の実施状況」から、12月26日に全ての港湾内海底土被覆工事が完了したという報告です。

　港湾内は海底に浮泥が存在するエリア①と浮泥が存在しないエリア②に分けられていて、エリア②の海底土被覆工事は先の12月21日に完了しています。

　なお、“被覆イメージ”の図が細かくて見辛いので拡大・編集したものも載せておきます。

エリア①について、拡散防止１層目の工事が2014年10月3日に完了、打設量は10,700㎥、次いで耐久性向上2層目の工事が2015年12月21日に完了、打設量は21,200㎥、施工面積が50,900㎡なので1層目が約21cm、2層目約42cm、合計63 cmの厚さの被覆となっています。

エリア②について、拡散防止１層目の工事が2015年4月23日に完了、打設量は21,800㎥、次いで耐久性向上2層目の工事が2015年12月26日に完了、打設量は48,600㎥、施工面積が129,700㎡なので1層目が約17cm、2層目約37cm、合計54 cmの厚さの被覆となっています。