私の世界・知らない世界―「英対外情報部(MI6)って・・!?」
ネットのCNNのニュースから、「英対外情報部(MI6)のアレックス・ヤンガー長官は8日、ロンドンの本部で演説し、惨状が次々明らかになるシリアの「悲劇」について、ロシアの果たしている役割に警鐘を鳴らした・・」という記事です。
CNNの「ロンドンのテムズ川南岸に立つ英対外情報部(MI6)の本部」が暗い写真なので、ウィキの明るい「ヴォクソール橋からテムズ川越しに見たSIS本部ビル」も・・
その英対外情報部のMI6というのはウィキによると、「陸軍省情報部(DMI。Directorate of Military Intelligence)
の元で各組織との連絡を担当する課の名称としてそれぞれのMilitary Intelligenceの種類に応じて組織名に番号が割り振られ、第一次世界大戦中のSIS=秘密情報部(Secret Intelligence Service)はMI(c)と呼称されていたが、1930年代後半にMI6の名称が割り当てられた・・」ということで、007でお馴染みのイギリス情報局秘密情報部のことです。
英対外情報部(MI6)はHPもあり見ることが出来ます。
その現職のMI6長官が本部で外部にも公開された形で演説をするのは、「初めてのこと・・」だそうですが、そのアレックス・ヤンガー長官の顔が見たくて調べると“jiji.com”というサイトに紹介されていました。見た目は、意外に温和な? 感じの人です。
英対外情報部(MI6)のヤンガー長官=英外務省が2014年10月提供【AFP=時事】
英対外情報部(MI6)の場所とストリートビューで見る、「ヴォクソール橋から、道路とテムズ川越しに見たSIS本部ビル」です。
『シリアの「悲劇」の陰にロシアの存在、英情報機関トップが警告
(2016.12.09 Fri posted at
16:04 JST)
ロンドン(CNN) 英対外情報部(MI6)のアレックス・ヤンガー長官は8日、ロンドンの本部で演説し、惨状が次々明らかになるシリアの「悲劇」について、ロシアの果たしている役割に警鐘を鳴らした。
「(シリア北部の都市)アレッポにおいてロシアとシリア政府は不毛の地を作り出そうとし、それを平和と呼ぼうとしている」とヤンガー長官は述べた。
現職のMI6長官が本部で、外部にも公開された形で演説をするのは初めてのことだ。
演説はMI6の情報公開を求める声に応えたものだが、出席が認められたのは少数の記者のみだった。記者らはロンドン中心部の別の集合場所から本部に移動させられ、電子機器の持ち込みは禁止。ノートにメモを取ることだけが認められた。
ヤンガー長官はまた、さまざまな要素が混在した「ハイブリッド戦争」という現象について、徐々にその危険度が増しつつあると語った。これはロシアがネットを使い、米大統領選に介入したとされる問題のことと思われる。
その上で同長官は「グローバル化の中心にある(ネットの)接続性は、敵対的な意図を持つ国々によって悪用されかねない。サイバー攻撃やプロパガンダ、民主的プロセスの破壊といったさまざまな手段が使われる」「リスクは大きく、主権の根幹に関わる脅威となっている」と語った。
一方、スパイ映画の人気シリーズ「007」の主人公ジェームズ・ボンドについては、現在のMI6では採用されないだろうと述べた。「世間では長きにわたり、名門大学の出身者や接近戦に熟達しているといった、MI6職員を定義する特定かつ単一の資質があると思われてきた」「もちろんこれは明らかに真実ではない。MI6はその人の背景にかかわらず、最高の才能を生かすことのできる職場でなくてはならない」』
秘密情報部(Secret Intelligence Service、SIS)
イギリスの情報機関の1つ。国外の政治、経済及びその他秘密情報の収集、情報工作を任務としている。
<MI6の名称>
第一次世界大戦以前にはイギリスの情報収集活動は、複数の官庁が個別に組織を設け活動していた。第一次世界大戦が勃発すると全情報を一元的に管理することになり、陸軍省情報部(DMI。Directorate of Military Intelligence) の元で各組織との連絡を担当する課の名称としてそれぞれのMilitary Intelligenceの種類に応じて組織名に番号が割り振られた。第一次世界大戦中のSISはMI(c)と呼称されていたが、1930年代後半にMI6の名称が割り当てられた。他の組織には、MI1(暗号、暗号解読、後に他の部署と統合され政府暗号学校。現在の政府通信本部)、MI2(中東、極東、スカンジナビア、アメリカ、ソ連、中央アメリカ、南アメリカ)、MI3(東欧、バルト海沿岸諸国即ちリトアニア・ラトビア・エストニア)、MI4(地図作成)、MI5(防諜)などがある。第二次世界大戦中にMI5との連携が強化される過程でMI6の名称は広く用いられるようになった。SISでは既にMI6の名称を公式には利用していないが、一般に認知されているため公式サイト等では用いられている。日本政府は、日本語の名称として秘密情報部を用いている。
| 固定リンク
« 私の世界・面白い話のネタ―「空港の“癒やしブタ”って、もしかして冗談では・・!?」 | トップページ | 私の世界・面白い話のネタ―「アメリカのパンダ、中国でカルチャー・ショックになる・・!?」 »
「知らない世界」カテゴリの記事
- 私の世界・知らない世界―『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表・・かなりヤバイのでは!?』(2024.10.17)
- 私の世界・知らない世界―『サウジアラビアの超高層ビル、「ジッダ・タワー」の建設が約7年ぶりに再開・・!?』(2024.10.06)
- 私の世界・知らない世界―『インド首相のナレンドラ・モディの・・二股膏薬!?』(2024.08.24)
- 私の世界・知らない世界―『インドで急速に普及する電子決済システム・・で、日本では・・!?』(2024.05.20)
- 私の世界・知らない世界―『宇宙天気予報・・「非常に活発」レベルの太陽活動!?』(2024.05.11)
コメント