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2017年1月29日 (日)

私の世界・知らない世界―「110年前のロシアで起こった、ツングースカ大爆発・・!?」

ネットの“Mail Online”(dailymail.co.uk)から、「110年前のロシアで起こった広島型原爆185個分サイズの、英国やアメリカでも観察された世界最大の爆発は隕石によって引き起こされたという専門家の検証で謎が深化している」:“Mystery deepens over world's biggest explosion 110 years ago in Russia as experts 'debunk proof' that blast the size of 185 Hiroshima bombs felt in the UK and US was caused by a meteorite”というツングースカ大爆発の話です。

なおその爆発の凄さは、ウィキによると「・・爆発から数夜に渡ってアジアおよびヨーロッパにおいても夜空は明るく輝き、ロンドンでは真夜中に人工灯火なしに新聞を読めるほどであった・・」ということです。

爆発の後(ウィキより)

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ウィキによると、「2013年にウクライナ、ドイツ、米国の科学者のグループが、当時の泥炭の地層より、隕石を構成していたと見られる鉱物を検出した・・」ということで、一応決着が付いたようです。

“ツングースカ大爆発”をこのブログで取り扱うのは2度目ですが、「・・1999年には、イタリアの科学者チームが、爆発の爆心地と想定される地点から約8キロ北にあるチェコ湖の調査を行い、衝撃等の痕跡から、その湖の成因がこの爆発によるものであることを証明したと主張・・」のチェコ湖のことを知りませんでした。

・・で、そのチェコ湖の場所と写真です。

チェコ湖の場所

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チェコ湖の写真(ストリートビューより)

 

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ツングースカ大爆発(Tunguska explosion

190863072分(現地時間)頃、ロシア帝国領中央シベリア、エニセイ川支流のポドカメンナヤ・ツングースカ川上流(現 ロシア連邦クラスノヤルスク地方)の上空で隕石によって起こった爆発である。ツングースカ事件(Tunguska event)とも言われる。

落下した隕石が大気中で爆発したために、強烈な空振が発生し半径約30-50kmにわたって森林が炎上し、約2,150平方キロメートルの範囲の樹木がなぎ倒された。1,000km離れた家の窓ガラスも割れた。爆発によって生じたキノコ雲は数百km離れた場所からも目撃された。イルクーツクでは衝撃による地震が観測された。 爆発から数夜に渡ってアジアおよびヨーロッパにおいても夜空は明るく輝き、ロンドンでは真夜中に人工灯火なしに新聞を読めるほどであった。 地面の破壊規模から見て爆発した「物体」の大きさは当初3mから70mと推定された。

近くに村落がなかったため、死者は報告されていない。一時、死者1名と報告されたが誤報であった。ただし非常に僻地であるため、発見されなかった犠牲者がいた可能性もある。破壊力はTNT火薬にして5-15メガトンと考えられていたが、後ほど5メガトン程と訂正された。爆発地点では地球表面にはほとんど存在しない元素のイリジウムが検出された。

爆発が起こったのは、第一次世界大戦やロシア革命の数年前、かつ日露戦争を終えて間もなくという時期だったことから、ロシア国内の社会は非常に混乱しており、現地調査はしばらく行われなかった。

<調査の歴史>

初めての現地調査は爆発から13年、ソ連成立後の1921年に鉱物学者レオニード・クーリックを中心とするソ連科学アカデミー調査団によって行われた。クーリックはツングースらから聞き取り調査を行い、落下する火球が目撃され、衝撃音は20数回続いたことを確認した。スースロフも1927年に聞き込み調査を行い、当時森林で火災が発生したことを報告している。その後、クーリックは4度の探検を行った。

1.1927 - 助手GP・ギューリッヒと共に、大規模な倒木地帯の中心を発見する。

2.1928 - 狩猟学者、動物学者、作家のVA・スイチンと共に、スースロフの漏斗(爆心地付近の凹地)の磁気を測定するが、鉄隕石が落ちた証拠は見つからなかった。

3.1929 - 天文学者のEL・クリノフと共に、スースロフの漏斗を排水して調査するが、隕石の破片は見つからなかった。

4.1939 - ユージノエ沼の調査。

5.1940 - ユージノエ沼の調査を行う予定だったが中止。

クーリックは「落下した天体は隕石である」と考えていたが、4回の探検ではクレーターや隕石の破片など隕石落下説を裏付ける証拠は発見出来なかった。

1946年にはロシアのSF作家アレクサンドル・カザンツェフ(英語版)が「爆発は地球に墜落した異星人の宇宙船に積まれた核爆弾によるものである」という内容の小説「爆発」を発表した。これを受け、トムスク大学の研究員などを中心とした総合自主探検隊 (KSE) が結成される。後にKSEは現地で数回の残留放射能の測定を行うが検出されず、カザンツェフの説は否定された。

その後1960年代に入ると、本格的な探検調査が行われるようになった。倒木の倒れている向きなどの綿密な地図が作られたことで爆心地や爆発力、入射角、爆発時の速度などが推測された。

また、1999年には、イタリアの科学者チームが、爆発の爆心地と想定される地点から約8キロ北にあるチェコ湖の調査を行い、衝撃等の痕跡から、その湖の成因がこの爆発によるものであることを証明したと主張しているが、異論・反論もある。

2007年、米サンディア国立研究所の研究チームが、スーパーコンピューターを使った解析による検討を発表した。解析によると、隕石自体は従来考えられたサイズより小型であり、広範囲の被害は大気中でのエアバーストが原因とされた。

2013年、ウクライナ、ドイツ、米国の科学者のグループが、当時の泥炭の地層より、隕石を構成していたと見られる鉱物を検出した。これによって爆発は隕石が原因だったと特定された。発見されたものはいずれも炭素の元素鉱物であるロンズデーライト、ダイヤモンド、石墨の混合物で、ロンズデーライトの結晶中にはトロイリ鉱とテーナイトも含有されていた。ロンズデーライト、トロイリ鉱、テーナイトは地球上にはほとんど存在しない鉱物であり、これらは隕石が落下したことを支持する証拠として十分である。(=ウィキペディア)

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