騙されてはいけない1455―今起こっている福島原発事故・「Ｈ５タンクエリア西側にある、ＲＯ濃縮水貯槽・・！？｣

東電の１月６日の記者会見配布資料「福島第一原子力発電所の状況」から、「Ｈ５タンクエリア西側にある、ＲＯ濃縮水貯槽から多核種除去設備へＲＯ濃縮塩水を移送するポンプの出口弁より、５～１０秒に１滴の水の滴下があることを、協力企業作業員が発見。床面に滴下した水の量は、約20L（約2m×1m×深さ1cm）・・」という報告がありました。

<東電の報告>

前回のＨ８タンクエリア付近の汚染水漏れは、量が約0.4Lや１ccですが、今回は約20Lです。ただ、「５～１０秒に１滴の水の滴下」で約20Lは余りにも時間が掛かり過ぎで、そこまで放っておいた？　か、別ものと思えます。

それと、「Ｈ５タンクエリア西側にある、ＲＯ濃縮水貯槽」という場所の言い方がきになるので少し調べると、Ｈ５タンクエリアの西側にはそのような設備はなく、“ＲＯ濃縮水貯槽”とは多分ですが、東側の間違いで地下貯水槽No.6ではないか？　と思われます。

　なお、Ｈ５タンクエリアは１０００㎥のタンクが31基あり、うち23基は残水のみでエリア北側の8基にSr処理水を貯留しているのですが、全てのタンクが問題のフランジ接合型です。