私の世界・知らない世界―『世界で初めての「ナノカーレース」・・!?』
ネットのAFPの記事から、『特殊な顕微鏡で分子の「車」を見ながら走らせる「ナノカーレース」が、フランス国立科学研究センターの主催により初めて仏トゥールーズで・・』という話ですが、残念なことに「日本チームは日本時間28日午後6時の開始後間もなく、コンピューターソフトのトラブルで車が壊れる事故が発生・・」ということです。
ネットのナノカーレース(“NanoCar Race”)のサイトにあって“ナノカー”の操作画面や“ナノカー”を見ることが出来る“探針走査型トンネル顕微鏡”の写真です。
トンネル効果 (Tunneling
Effect) :量子トンネル(Quantum tunnelling)、または単にトンネリングとは、古典力学的には乗り越えられないはずのポテンシャル障壁を粒子があたかも障壁にあいたトンネルを抜けたかのように通過する量子力学的現象である。太陽のような主系列星で起こっている核融合など、いくつかの物理的現象において欠かせない役割を果たしている。トンネルダイオード、量子コンピュータ、走査型トンネル顕微鏡などの装置において応用されているという意味でも重要である。この効果は20世紀初頭に予言され、20世紀半ばには一般的な物理現象として受け入れられた。トンネリングはハイゼンベルクの不確定性原理と物質における粒子と波動の二重性を用いて説明されることが多い。この現象の中心は純粋に量子力学的な概念であり、量子トンネルは量子力学によって得られた新たな知見である。・・・(=ウィキペディア)
金箔コースでは最も早かったスイス・バーゼル大チームと日本代表の物質・材料研究機構チームの“ナノカー”の構造図(イメージ)です。
『日本チーム、開始直後に事故=仏で初開催「ナノカーレース」
(2017年04月30日 00:22)
【4月30日 時事通信社】特殊な顕微鏡で分子の「車」を見ながら走らせる「ナノカーレース」が、フランス国立科学研究センターの主催により初めて仏トゥールーズで開かれた。日本代表の物質・材料研究機構チームは日本時間28日午後6時の開始後間もなく、コンピューターソフトのトラブルで車が壊れる事故が発生。代わりの車での走行を試みたが、レースは30日午前0時に終了した。
レースは原子レベルの形が分かる「探針走査型トンネル顕微鏡」を使い、分子の車を見ながらエネルギーを注入し、金の表面にある溝を進ませる。100ナノメートル(ナノは10億分の1)を先に走り終えたら勝ちとなる。
参加6チーム中、米ライス大とオーストリア・グラーツ大の合同チームが最も早く走り終えたが、このチームだけ銀の表面をコースとした。金のコースではスイス・バーゼル大チームが最も早かった。
研究機構チームリーダーの中西和嘉主任研究員は29日午後、東京都江東区の日本科学未来館で開かれたイベントで、インターネットを通じて経過を説明し、「難しい実験なので事故は仕方ない。またチャレンジしたい」と話した。』(c)時事通信社
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