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2017年5月11日 (木)

私の世界・知らない世界―「一般的な鎮痛剤で心臓発作のリスク上昇か・・!?」

ネットのCNNのニュースから、「ドラッグストアで購入可能なものも含む一般的な鎮痛剤の服用と心臓発作のリスク上昇の間に関連性・・」という話です。

その鎮痛剤は非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)と呼ばれるもので、イブプロフェンやジクロフェナクなどだそうですが、イブプロフェンは商標名ブルフェン、ジクロフェナクは商品名「ボルタレン」が有名です。

糖尿病合併症の神経症や足の壊疽(もう10年経つ)の後遺症? なのか、足の指や踵などいろいろなところが時々、痛むこと(1~2分おきに犬が齧るような感じの疼痛)があります。それでロキソニンは私には無くてはならない痛み止めの薬なのです。

・・で、「ロキソニンではなくて良かった!」と一瞬、思ったのですが、よく見るとミシェル・バリー博士は「心臓発作のリスク上昇はすべての一般的なNSAIDに共通して見られた」と言っています。

ロキソニンもプロピオン酸系の消炎鎮痛剤で一般的な“NSAID(非ステロイド性抗炎症薬)”でした。

ただし、後段にも書かれているように心臓が悪くなると色々なところが痛くなり、痛み止めを使う可能性があるので統計的には、「一般的な鎮痛剤で心臓発作のリスク上昇」と言う結論はかなり割り引く必要があると思います。

でも、こういった医薬品は副作用が必ずあり(説明書を熟読すると怖くなってくる程です)、なるべく飲まないようにしようとは思うのですが、飲まないと夜眠れません。心臓は若いときに鍛えた? のでかなり自信はあるのですが、悩ましい日々です。

<イブプロフェン(buprofen)>

プロピオン酸系の非ステロイド系消炎鎮痛剤 (NSAID) である。日本では商標名ブルフェンで知られ、医療用だけでなく一般医薬品としても広く流通している。関節炎、生理痛および発熱の症状を緩和し、また炎症部位の鎮痛に用いる。イブプロフェンは1960年代に英Boots Groupの研究部門によりプロピオン酸の誘導体として創薬された。イブプロフェンはまた、WHOWHO必須医薬品モデル・リストに含まれている医薬品の一つでもある。

<ジクロフェナク(Diclofenac)>

フェニル酢酸系の非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)の1種である。主に解熱、鎮痛のために用いられる。日本では、ナトリウム塩のジクロフェナクナトリウム(Diclofenac sodium)が商品名「ボルタレン」(Voltaren)などで処方薬として販売されている。イギリス、アメリカなどでもナトリウム塩が用いられているが、少数の国ではカリウム塩であるジクロフェナクカリウム(Diclofenac potassium)も用いられる。いくつかの製剤が後発医薬品として製造されているほか、数カ国では一般用医薬品(OTC医薬品)として承認されている。ジクロフェナクの安全性はかなり証明されているが、アレルギーを起こす可能性もある。

<ロキソプロフェン(Loxoprofen)>

プロピオン酸系の消炎鎮痛剤。商品名はロキソニン(Loxonin)で、第一三共が発売し、後発医薬品も各社から発売されている。現在、よく使用されている抗炎症薬の一つである。

<非ステロイド性抗炎症薬(Non-Steroidal Anti-Inflammatory Drug; NSAID)>

抗炎症作用(Anti-inflammatory)、鎮痛作用(Pain reliever)、解熱作用(Antipyretic)を有する薬剤の総称。単語「非ステロイド」とは、グルココルチコイドでないことを意味する。グルココルチコイドは抗炎症薬の主要なグループを構成するが、1950年代にはグルココルチコイドに由来する医原病と思われる症例が多数報告されるようになった。このため、1960年代に開発された新しい抗炎症薬群がグルココルチコイド系ではないことを知らせることが重要とされ、「NSAID」という概念が一般化されるに至った経緯がある。(=ウィキペディア)

『鎮痛剤で心臓発作のリスク上昇か カナダ研究

2017.05.11 Thu posted at 12:37 JST

CNN) ドラッグストアで購入可能なものも含む一般的な鎮痛剤の服用と心臓発作のリスク上昇の間に関連性があるとする研究が11日までに英医学誌BMJで発表された。

この鎮痛剤は非ステロイド性抗炎症薬(NSAID)と呼ばれるもので、イブプロフェンやジクロフェナクなどが含まれる。論文によれば、服用している人はそうでない人と比べて平均20~50%心臓発作を起こす確率が高くなるという。

いずれのNSAIDであっても、リスクの上昇は早ければ服用開始後1週目で始まる。また、投与量が多い場合のリスクが最も高くなるのは1カ月以内だ。

この研究を指導したモントリオール大学病院研究センターのミシェル・バリー博士は「心臓発作のリスク上昇はすべての一般的なNSAIDに共通して見られた」と語る。

研究によれば、どんな服用量でも、1週間、1カ月、またはそれより長い間について、心臓発作のリスクは上昇した。服用をやめると、1日から30日の間はリスクがわずかに減少した。服用後30日から1年の間にリスクは大きく減少した。

以前から、この種の鎮痛剤が心臓発作のリスクを高める可能性は指摘されていた。だが服用期間や投与量などとの関連ははっきりしていなかった。

研究チームはカナダと欧州の複数のデータベースから44万6763人のデータを分析。このうち6万1460人が心臓発作の病歴があった。研究は典型的な状況下でのNSAIDの服用に関連した心臓発作のリスクなどを算出することを目標とした。

ただし研究チームは、今回の発見は心臓発作に関わるすべての要因を勘案したわけではないと強調している。

ロンドン大学衛生・熱帯医学大学院のスティーブン・エバンズ教授は、研究に参加した人々の喫煙やBMI(体格指数)といったライフスタイルに関するいくつもの要素が不明なため、そうしたことが不確実性につながっていると指摘する。たばこや不健康な食生活、肥満、過度な飲酒なども心臓発作の要因となる可能性がある。

エバンズ教授はまた、こうした薬を服用している人はもともと、そうでない人よりも心臓発作のリスクが大きい可能性もあると指摘。例えば痛みがひどくてNSAIDを処方された場合、その痛みが直後の心臓発作と関係があったというケースだ。

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