私の世界・知らない世界―「北朝鮮が6回目の核実験を実施すれば、白頭山の火山の噴火活動を誘発・・!?」
ネットのCNNのニュースから、「北朝鮮が6回目となる核実験を実施すれば、その巨大な振動が大地を伝わり、中国との国境にある火山の噴火活動を誘発しかねない・・」という話で、以下はウィキの白頭山の地形図です。
ウィキによると古文書などから何度かの大噴火あったようです。
白頭山の地形図(ウィキより)
中朝国境に位置する白頭山。北朝鮮の大規模な核実験で噴火する恐れがあるという(CNNより)
―白頭山(朝鮮語: 백두산、簡体字: 白头山)―
中華人民共和国(中国)吉林省と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)両江道の国境地帯にある標高2,744mの火山。別名、長白山(簡体字: 长白山)。
<火山活動>
近代的な火山研究が始まったのは1900年代以降で活動歴の解明は進んでおらず、研究者により様々な年代の噴火説が出されている。周辺国の歴史記録書に白頭山の火山活動を示唆する記述がある。
・日本紀略によれば、893年。
・三国史記によれば、917年。
・李氏朝鮮時代の『朝鮮王朝実録』には、1413年、1597年、1668年に火山活動があったと解釈出来る記述があるが、実際に噴火したのは、1597年と1702年であるとする説もある。
・1597年10月6日から8日にかけての噴火では、噴火に伴い発生した地震の震動がソウルでも感じられた。
<観光>
・長白山の入口 2009年撮影鴨緑江: 白頭山(長白山)を源にし、中朝国境を境に成して黄海へと流れ込む全長803kmの川(北朝鮮最長)。
・長白瀑布: 白頭山には他に兄弟の滝、思技文の滝がある。
・天池:
白頭山頂にあるカルデラ湖。約100万年前に生じた。朝鮮の日の出は天池に始まると言われ、それは世にまれな神秘境を呈す。雪の中に咲くシロバナシャクナゲと湖水に棲むイワナが有名。
・無頭峰:
白頭の橋から8km下りて行くと見られる標高1,930mの峰。踏査者の利用する無頭峰宿営閣がある。・・・(=ウィキペディア)
白頭山とその山頂のカルデラ湖(天池とよばれている)は、歴史的な観光の名所で北朝鮮のHPにも紹介されています。
http://www.cbszzw.com.cn/Detail.aspx?News_id=211&classid=44
白頭山の観光案内(北朝鮮のHPより)
白頭山は中国と北朝鮮の国境が真上を通るかたちで分割されており、領有問題(韓国は朝鮮のものという)もあるようです。
おおまかな白頭山付近の中朝国境線(Google map)(ウィキより)
『北朝鮮の核実験で火山噴火の恐れ?、専門家が懸念
(2017.05.02 Tue posted at
17:38 JST)
(CNN) 北朝鮮が6回目となる核実験を実施すれば、その巨大な振動が大地を伝わり、中国との国境にある火山の噴火活動を誘発しかねない――専門家の間でこうした懸念が浮上していることが2日までに分かった。
米シンクタンク、ランド研究所の上級アナリスト、ブルース・ベネット氏は、北朝鮮が核実験を行った場合、その規模によっては中朝国境に位置する白頭山が噴火する可能性があると警鐘を鳴らす。
ベネット氏はCNNの取材に対し、実際に起こるとすれば「間違いなく大噴火になるだろう。中国と北朝鮮の両国で、数万人とは言わないまでも数千人の死者が出る恐れがある」と明言。「中国側はもう何年も、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が火山の噴火を引き起こす事態を懸念している」と述べた。
米スミソニアン博物館の火山調査を手掛けるプログラムによれば、白頭山の100キロ圏内にはおよそ160万人が暮らす。また白頭山と北朝鮮の豊渓里(プンゲリ)にある核実験場は、115~130キロ程度しか離れていない。
北朝鮮が国際社会で孤立しているため、白頭山に関しては科学的な知見が十分に得られていないのが実情だ。キングス・カレッジ・ロンドンで地理学と環境危機を専攻し、2000年代には白頭山の噴火活動を調査する国際研究チームにも加わったエイミー・ドノバン博士は「白頭山の地下からマグマが供給されるシステムについてはあまり知られていない。マグマだまりの大きさや深さ、状態もほとんど分かってはいない」と指摘する。
北朝鮮による直近の核実験で生じた爆発の威力は、推計でTNT火薬10キロトン分。ドノバン氏は、この規模であれば白頭山が噴火する公算は小さいとみている。ランド研究所のベネット氏によると、50~100キロトン分の威力が生じた場合、深刻な影響を及ぼす可能性がある。
スミソニアン博物館のプログラムによれば、白頭山が最後に噴火したのは1903年にさかのぼる。噴火の規模としては、直径5キロのカルデラが形成された946年の噴火が最大と考えられている。』
| 固定リンク
「面白話・話のネタ」カテゴリの記事
- 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『ぬいぐるみのニャー?・・「えっ、助けてくれるの?」のネコ!?』(2024.11.06)
- 私の世界・知らない世界―『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表・・かなりヤバイのでは!?』(2024.10.17)
- 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『“汚れ”ネコ・・のネコ!?』(2024.10.12)
- 私の世界・知らない世界―『サウジアラビアの超高層ビル、「ジッダ・タワー」の建設が約7年ぶりに再開・・!?』(2024.10.06)
- 私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・『気分に合わせてネコや犬のクールな顔は・・のネコ!?』(2024.09.20)
「知らない世界」カテゴリの記事
- 私の世界・知らない世界―『太陽の活動「極大期」にNASAなど発表・・かなりヤバイのでは!?』(2024.10.17)
- 私の世界・知らない世界―『サウジアラビアの超高層ビル、「ジッダ・タワー」の建設が約7年ぶりに再開・・!?』(2024.10.06)
- 私の世界・知らない世界―『インド首相のナレンドラ・モディの・・二股膏薬!?』(2024.08.24)
- 私の世界・知らない世界―『インドで急速に普及する電子決済システム・・で、日本では・・!?』(2024.05.20)
- 私の世界・知らない世界―『宇宙天気予報・・「非常に活発」レベルの太陽活動!?』(2024.05.11)
コメント