私の世界・知らない世界―「たばこによる死者、世界で年間700万人・・!?」
ネットのCNNのニュースから、『世界保健機関(WHO)が、「世界では年に700万人が喫煙が原因で死亡」とする報告書を発表・・』という話です。
喫煙が原因で死亡する人は毎年700万人に上るという
ところで、その死亡原因ですがWHOの死亡原因トップ10(2017年1月)では世界全体5640万人の半分以上(54%)がトップ10の原因によるもので、中でも虚血性心疾患と脳卒中は1500万人と最大の死亡原因となっています。
タバコのニコチンは血管を収縮させる性質があり、虚血性心疾患や脳卒中には完全にアウト、NGです。
死亡原因トップ10(2017年1月)
15年前に比べると、下痢性疾患や結核、HIVエイズに代わり、気管、気管支、肺がんや糖尿、アルツハイマーその他認知症が出てきています。
所得別では低所得経済圏の人たちは、上位が下気道感染症と下痢性疾患、単に風を拗らせたりお腹を壊して死ぬのがほとんど、という悲しい現実があります。
高所得経済圏のトップは虚血性心疾患、いわゆる高コレステロールの贅沢三昧の上、動脈硬化で“ぽっくり”なのです。
信じられないことですが、お医者さんがタバコについて「体に良くない!」と言い出したのは近年のこと、その証拠写真集が「写真特集:医師が推奨? 往年のたばこ広告を見る」です。つまり、彼らはタバコ産業に乗せられたのです。(参考に数例載せました)
これまで「石油はなくなる」や「原発は安全」、「人口増で飢餓が・・」注)などなど、嘘だらけのプロパガンダがあるので絶えず用心が必要です。
注)世界の食料は相当余っていて、偏在しているだけです。
『たばこによる死者、世界で年間700万人 WHO報告書
(2017.06.01 Thu posted at
14:09 JST)
(CNN) 世界保健機関(WHO)は31日、喫煙が環境に与える悪影響に関する報告書を発表した。世界では年に700万人が喫煙が原因で死亡しており、医療費と生産性低下による経済的損失は年に1兆4000億ドル(約155兆円)に達するという。
またタバコは、栽培や製造においては森林伐採や環境汚染の原因になり、大量のごみを地球環境にもたらしてもいる。
例えば栽培地ではタバコ以外の作物は作られないことが多いため、タバコも土壌も病害虫に弱くなっており、栽培には大量の農薬が必要となる。
また専門家によれば「タバコは土壌から大量の栄養素を吸い上げるため、大量の肥料が必要となる。これにより、土質の悪化や砂漠化を招き、生物多様性や野生生物に対してマイナスの影響をもたらしている」という。
タバコの葉の加工には大量の材木が使われている。熟成に使われる材木の量は世界で年に1140万トン。木を燃やして葉の乾燥が行われるケースもある。タバコ300本あたり1本の木を消費している計算だ。
また、吸い殻などのごみの量は毎年3億4000万〜6億8000万キロに達しているという。
WHOの試算によれば、2012年に毎日たばこを吸っていた人の数は約9億6700万人。消費されたたばこは6兆2500億本近くに達するという。
たばこ税の徴収額は世界で年に2700億ドルに達しているが、WHOはたばこ消費を減らすためにさらなる増税や値上げを提案している。例えば1箱あたり80セントの増税を行えば、世界のたばこ税収は現在の2倍になるという。』
『写真特集:医師が推奨? 往年のたばこ広告を見る
(2017.06.01 Thu posted at
14:05 JST)
たばこがもたらす健康被害が広く知られた今日では考えられないことだが、1935年ごろから60年代前半にかけては医師や看護師、著名人がたばこの宣伝広告にたびたび登場し、人々に喫煙を呼び掛けていた。ここではそうした往年のたばこ広告を紹介する。』
医師の証言を基に、のどへの負担が少ない製品であることをアピールする広告
のどの炎症やせきの原因になるとされていたたばこだが、歯科や咽喉科の医師が広告に登場することで、売り上げは伸びたという
医師の間で人気の銘柄には、より安全な製品というイメージが付いた
広告に登場する医師らは本物ではなく俳優。当時、医師が広告に出ることは倫理的に好ましくないとみられており、宣伝に関わった医師は免許を失う恐れがあった
こちらは実際の医師を起用した珍しい広告の例。シカゴやロサンゼルスで開業していたこの医師は肺がんで亡くなったという
女性に喫煙の習慣が広まったのは1900年代初めごろ。結果的に看護師もたばこの広告を飾るようになった
歯科医に扮した俳優が、歯にやにがつかないという銘柄を勧める広告
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