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2017年7月12日 (水)

騙されてはいけない1497―今起こっている福島原発事故・「陸側遮水壁(海側)内外の地下水位差や“注水井”・・!?」

東電の77日に行なわれた「汚染水処理対策委員会(第19回)」の「【資料2】地下水流入対策の現状」の「2.地下水位の状況」、「陸側遮水壁(海側)内外の地下水位の状況」からです。

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東電の分析では、「サブドレイン設定値に関わって陸側遮水壁(海側)内外の地下水位差が拡大・・」とか、「陸側遮水壁(海側)内外の地下水位の変動に明瞭な差異が生じている」として、「陸側遮水壁(海側)の遮水効果が発現している」としていますが、決して陸側遮水壁(海側)の“内外の地下水位に明瞭な(1m以上の大きな)差”があるのではありません。

 それは76日の記者会見配布資料「陸側遮水壁の状況(第二段階)」の「地下水位・水頭状況(中粒砂岩層① 海側)」と「地下水位・水頭状況(互層、細粒・粗粒砂岩層水頭① 海側)」を見れば明らかです。

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 因みに先の「陸側遮水壁(海側)内外の地下水位の状況」の地下水位観測点は上図の地下水位観測点と何故か? 違えています。

 文句を言うついでに、もっと変? は、「4m盤への水の供給量の重回帰分析による評価」です。

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多少でも、多変量解析に通じている人なら15項目もの説明変数を使い、それも降雨量は互いに相関を持つという重回帰分析はマルチコを気にしない余りにも稚拙なやり方です。

東電は重回帰分析の評価指標となる重相関係数や定数A、各変数の係数Bの値を公表していません。

きっと(-)の付いた係数(論理的に降った雨が地下水流入+降雨浸透にマイナス効果となることは考えられない)や無視可能なほど値の小さな値(有意性なし)となるはずです。

普通に有意なモデルを得るためには変数は多くとも5変数、互いに相関の無いものを選びます。

私が「15日前までの日雨量」を使うのなら、例えば115日間の移動平均を取り(ある種のタイムラグを想定)、最も被変数(地下水流入+降雨浸透)と相関の高いもの1つ又は23個を説明変数(マルチコを気にしながら)とします。

マルチコ:多重共線性といわれ、マルチコリニアリティ(multicollinearity)の略で説明変数間に、相関係数が高い組み合わせがある場合

 もう1つ、東電は今まで説明しなかった、“注水井”(33箇所)を説明していて、スクリーンやサンドフィルターなどと、ろ過機能を設けてあります。

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 何に使うつもりなんでしょう?

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