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2017年7月 9日 (日)

私の世界・知らない世界―「ラッカ旧市街を囲むラフィカの壁・・!?」

ネットのCNNのニュースから、「米軍の支援を受けて過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と戦うクルド人やアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」は3日、ISISが首都と称するシリア北部のラッカへの攻撃で、旧市街を囲む壁を突破することに成功・・」という話で、その結果CNNはほんの少しですが、「西側メディアで初めてラフィカの壁の内側の一部を取材出来た!」ということです。

ISIS「首都」のラッカへ、米軍の支援を受けた部隊が攻勢をかけている

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米支援のSDFがラッカ進入後、CNNが西側メディアで初めて内部を取材した

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 ラッカ旧市街を囲むという“ラフィカの壁”(Rafiqah Wall)は英語版のCNNには以下の地図が載っていました。

“ラフィカの壁”(Rafiqah Wall

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 ・・で、再度マップの航空写真でラッカの場所と“ラフィカの壁”を見たものですが、“ラフィカの壁”(Rafiqah Wall)がどんなものか? という感じが掴めなくて色々探してみると、ブライトバート・ニュース・ネットワーク(Breitbart News Network)というサイトに全体像が分かる良い写真があったので載せておきます。

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ブライトバート・ニュース・ネットワーク(Breitbart News Network

アメリカ合衆国のオンラインニュースサイト。ラジオ放送(Breitbart News Daily)も行っている。単にブライトバート(Breitbart.com など)とも呼ばれる。政治的傾向は右派である。本社はカリフォルニア州ロサンゼルスにある。ニューヨーク・タイムズはブライトバート・ニュースを、フェイク・ニュースであり、ミソジスト(女性嫌悪主義者)、ゼノフォビア(外国人嫌悪)、レイシストのサイトであると批判している。アレクサ・インターネットによれば、2014年の時点でブライトバートは世界のニュースカテゴリーの中では上位50位に入るほどの規模となっている.(=ウィキペディア)

『米支援の部隊、ISIS「首都」へ攻勢 旧市街の壁を突破

2017.07.04 Tue posted at 18:08 JST

(CNN) 米軍の支援を受けて過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」と戦うクルド人やアラブ人の合同部隊「シリア民主軍(SDF)」は3日、ISISが首都と称するシリア北部のラッカへの攻撃で、旧市街を囲む壁を突破することに成功した。米中央軍が明らかにした。

ラッカはISISがシリアに有する最後の拠点とされ、米軍支援の部隊などが奪還に向けて攻勢をかけている。

米中央軍は声明を発表し「有志連合の支援を受け、SDFはラッカで最も要塞化の進んだ箇所へ進軍した。旧市街を囲むラフィカの壁の2カ所を突破した」と述べた。

シリア国営メディアが2009年に報じたところによれば、ラッカ南東部に位置する旧市街を囲むこの壁は長さ約5キロ。高さは3.8メートルで、厚さは1メートルあるという。現在の市中心部からは3キロほどの距離にある。

米中央軍は歴史的建造物とされるラフィカの壁について、ISISの戦闘員が迎撃の拠点としていると説明。いくつかある割れ目には地雷や即席の爆弾が仕掛けられていると述べた。

米中央軍とSDFは、突破した壁の部分を特定していない。有志連合の調整を担当するマクガーク米大統領特使は3日の攻撃について、公式ツイッター上に「ラッカ解放を目指す作戦において重要な節目となる」と投稿した。

ISISは3年超にわたり、ラッカを拠点に中東や他地域への攻撃を行ってきた。SDFは先月6日、同市の奪還を目指す作戦の開始を宣言している。

『ISIS「首都」内部を撮影、西側メディアで初 CNN EXCLUSIVE 

2017.07.08 Sat posted at 15:02 JST

シリア・ラッカ(CNN) 過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」が「首都」と称するシリア北部ラッカを米軍が支援する「シリア民主軍(SDF)」などが包囲するなか、CNNはこのほどラッカ旧市街に入って取材を行った。SDFが同市内に進入してから壁の内側を撮影した欧米メディアはCNNが初めて。

ラッカを1300年前から取り囲むラフィカの壁は3日、米軍主導の空爆で一部が崩壊。これにより、米国の支援を受けるSDFが南方からラッカ市内に進入することが可能になった。

CNN記者が壁に開いた小さな突破口2カ所のうちのひとつを抜けると、ISISの陣地からわずか200メートルの地点で攻勢をかけるSDFの部隊と遭遇した。付近では銃声や爆発音が響いていた。

SDFは3日以降、旧市街内部に300メートルほど入った地点まで掌握したものの、ISISによる激しい抵抗に遭っている。

CNNは一帯で米軍の部隊も目撃した。SDFの進軍経路を確保するための空爆を誘導しているとみられる。

ラッカをめぐる戦闘はISIS掃討戦におけるこれまでで最も重要な局面となり、完了には数カ月を要するとみられている。ISISは2014年からラッカを支配しており、同市をカリフ制国家の構想の中心と位置づけている。

報道陣がラッカに入る機会はほとんどない。時折撮影される衛星画像やひそかに持ち出された動画により、同市内部の様子をわずかに垣間見ることができる程度だ。

電話やカメラの使用は禁止されており、動画や画像を所持しているのが見つかった人はISISの残忍な施政の下で処刑された可能性もある。

米軍当局者によると、ISISが罠や即席爆弾を仕掛ける様子が見られるという。また、市民を「人間の盾」として利用する恐れも出ている。

有志連合はまた、軍事作戦の終了後を見据えて、ラッカを管理する能力を持つ治安部隊創設の計画を始めた。カナダ軍の将校は「これはラッカ市議会や地元統治のために動く地元住民から成る。治安機能も担う準備もする」と語った。

ラッカの奪還はISISへの強烈な打撃になるが、組織の消滅には至らないと見られている。米当局者は諜報活動で得た情報として、指導部を含むISISの構成員数百人がこの数カ月でラッカを脱出し、ユーフラテス川流域に逃げ込んだとの見方を示している。

ラッカ(Rakka

シリア(シリア・アラブ共和国)北部の都市で、アレッポの160km東にあり、ユーフラテス川中流域の北岸に位置する。ラッカ県の県都。シリア騒乱最中の2013年に『ISIL』(イスラム国)に占領され、2014年以降、ISILの拠点となっており、「首都」を宣言している。そのため、シリア政府やロシア、アメリカ合衆国、フランス、ドイツ、ヨルダンなどの有志国の空爆作戦が展開されている。

ジャズィーラ地方(メソポタミア北部、現在のイラク北西部とシリア北東部にまたがる地域)西部の主要都市で、モースル、デリゾール、ハサカ、カーミシュリーなどと並びジャズィーラを代表する都市のひとつである。人口は190,000人から200,000人と推計されており、シリア第6位の都市。

ラッカはアレッポとデリゾールを結ぶ道路や鉄道が通り、ユーフラテス中流の農産物を集散する農業都市である。ラッカ西方にはユーフラテス川をせき止めたダム湖・アサド湖が広がる。ラッカのすぐ東で北からユーフラテスに合流する支流バリフ川があり二つの川沿いに農地が広がる。バリフ川を北へ遡るとトルコ領に入り、ハッラーンやウルファの平原に至る。

シリア内戦とISIL

シリアの独立後、ラッカはシリア国内の他の主要都市から離れていることもあり、中東戦争やイスラエル等の隣国との小規模な争いの影響を受けることはほとんどなかったが、2011年に起きたシリア内戦で事態が一変した。アサド政権と反政府武装勢力がホムスやアレッポでの戦闘に集中する中、ラッカでは権力の空白に乗じたISILが勢力を拡大し、20148月末にはISILがアサド政権のラッカ県最後の拠点であったタブカ空軍基地を制圧した事で完全にISILによる支配が確立された。

2016年現在ISILはラッカを首都と宣言しており、ISILの一大拠点となっている。ロシア軍とフランス軍を中心に、ISILに対する激しい空爆が行われている。20175月には、アメリカから装甲車両の供給などの支援を受けているシリア民主軍が、ラッカへ攻勢を行うことを表明している。

2017629日、シリア民主軍は最後の退路を断ち、ラッカを完全包囲したと発表した。(=ウィキペディア)

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