私の世界・知らない世界―「イラク部隊、キルクークでクルド勢力最後の支配地区を・・！？」

昨日、【私の世界・知らない世界―『「イスラム国（IS）」との戦い、クルド（特に女性）の活躍・・でも！？』】で言った、「イスラム国（IS）」とは共同で戦い、終わってＩＳが居なくなると、「お前らどけ！（“何処かへ、行け・・”の関西言葉）」を言い出すイラク政府なのです。

イラク・クルド自治区の中心都市アルビルから南へ40キロほどの位置にあるアルティン・コプリで、検問所を警備するクルド人勢力の治安部隊員ら（2017年10月16日撮影、資料写真）。(c)AFP/SAFIN HAMED

　イラク北部キルクーク（Kirkuk）州のアルティンコプリの場所です。

アルティンコプリの場所

　何しろ、キルクーク（クルドの支配地区）は油田都市と言われ、独立運動が盛んなのですが、アメリカはイラク政府側でクルド独立には反対、妙なネジレ関係でイスラエルは反シリア（イラク政府はシーア派）なのでクルド側、独立を応援しているのです。

　そこにトルコの政府とクルディスタン労働者党（ＰＫＫ）やシリアのアサド政府とシリア民主軍（SDF）、そしてサウジとイランが絡み、アルカイダやＩＳの残党、大国ロシアや中国？　が出てくるという無茶苦茶な関係です。

　以下はウィキより、イラクのクルド支配地と自治区です。

2017年クルディスタン地域独立住民投票

2017年9月25日、イラクのクルディスタン地域において実施された、イラクからの分離独立の是非を問う住民投票である。投票の結果、9割以上が独立に賛成した。

『イラク部隊、キルクークでクルド勢力最後の支配地区を奪還 治安筋

（2017年10月20日 17:42　発信地：キルクーク/イラク）

【10月20日 AFP】イラク北部キルクーク（Kirkuk）州で20日、同国中央政府側の部隊とクルド人部隊の衝突が発生し、クルド人勢力がこれまで支配下に置いていた同州最後の地区をイラク側部隊が奪還した。治安当局者が明らかにした。

　匿名を条件に取材に応じた同治安筋によると、「軍と警察、対テロ部隊が、アルティンコプリ（Altun Kupri）地区の中心部に入った」という。アルティンコプリはクルド自治区の中心都市アルビル（Arbil）からわずか50キロしか離れていない。

　さらにこの当局者は、「衝突があったが、中央政府側が攻勢を仕掛け…自治体庁舎に旗を掲げることに成功した」と述べた。』(c)AFP