騙されてはいけない1529―今起こっている福島原発事故・「2号機原子炉格納容器内部、融解した核燃料(核燃料デブリ)・・!?」
前回、東電の4月26日に行なわれた「廃炉・汚染水対策チーム会合 第53回事務局会議」」の会議資料「【資料3-3】燃料デブリ取り出し準備」にある、「福島第⼀原⼦⼒発電所2号機原⼦炉格納容器内部調査結果について」と、その写真集の「福島第一原子力発電所 2号機原子炉格納容器内部調査結果」を紹介しました。
その感想として『構造物の損傷や変形、脱落状況の説明を行い、燃料デブリについては落下経路をいうばかり、何故か? 「ここにある・・!」と言いません。多分、底部堆積・・』としていました。
ネットの“Mail Online”(dailymail.co.uk)に「致命的な福島原発の原子炉の心臓部の新しい映像。映像では、溶けた核燃料(核燃料デブリ)が壁にくっ付き放射線量が非常に高いため、まだロボットに入ることが出来ない」:“INSIDE the heart of Fukushima's deadly reactor: New footage shows
melted nuclear fuel still clinging to the walls where radiation levels are so
high even robots cannot enter”という記事があり、
・日本の福島原発事故現場の心臓部における荒廃の規模
・50フィート(約15m)のケーブルの先に取り付けられたカメラを使用、破壊された2号機原子炉2に挿入して撮影された映像
・柱、壁および天井の上に融解した核燃料(核燃料デブリ)や冷却剤および瓦礫の堆積物
と、その写真(元の動画は東電公表のもの!?)では、「溶けた核燃料(核燃料デブリ)」は「ここにある!」としています。
人は、高線量の原子炉内部を探査するためにはロボットに頼らざるを得ません。しかし、これらも機能不全に陥ってしまいます・・
福島原発の核心を示すシュタルク画像は、破壊された原子炉内部の荒廃を明らかにする。写真は2011年(左)と後(右)の災害のビフォー・アフターを示しています。
注)シュタルク効果:原子や分子に一様な外部電場をかけた時に、スペクトルが変化する現象のこと。原子などのエネルギー準位が分裂するために、スペクトルにサテライト線が現れる。原子に磁場をかけた時に生じるスペクトルの分裂はゼーマン効果であり、シュタルク効果ではないので注意されたし。1913年、ドイツの物理学者ヨハネス・シュタルクにより発見された。分子の回転スペクトルを量子化学的に考える際の補正項の一つ。)
福島原発の外観
その2号機原子炉内部
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