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2018年7月23日 (月)

私の世界・面白い話のネタ―「怪僧ラスプーチン(Rasputin)って?・・!?」

 ネットのイングリッシュ・ロシア:“englishrussia.com”の「新しく色つきにした、20世紀初頭のロシアの写真」:“Early 20th Century New Colorized photos of Russia”から、ラスプーチン(Rasputin)の写真が最初にあり、個人的に興味があって思わず載せました。

ラスプーチン(Rasputin)のカラー写真

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 怪僧ラスプーチン(Rasputin)は稀代の漁色家のような言われていますが、ウィキの「<人物・逸話>」の下りにあるようにそんなに悪い人ではなく、「祈祷僧を名乗っていたが正式な肩書きではない」=「特定の宗教や政治的立場(右派・左派)にこだわっていない」や「「金銭に執着しない無私の男」、「平和主義者で戦争に反対の立場を取っていた」など、当時の常識から少しずれていただけの正しい人かも知れません。

 回顧録の中で娘のマリアさんが「父ラスプーチンの悪評は敵対者による中傷であり事実に反する捏造・・」と言っているのを信じたくなるのです。

 上の写真も祈祷師の怪僧に見えますが、“alexanderpalace.org”というウエブサイトにラスプーチン(Rasputin)の写真があり、顔を拡大したものです。

alexanderpalace.org”というウエブサイト

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写真のラスプーチン(Rasputin)の顔を拡大

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 これで見ると、聖人とは言えないまでも良い人に見えます。

話の続き:日本ではもっと古くの奈良時代(700年台)に、似た評判の人に弓削道鏡がいました。

当然、写真がないので道鏡の書を載せておきます。個人的な評価をいうと字が下手くそ? なので大した人ではない感じです。(なお、字についてはまったく素人です)

道鏡自筆の書(ウィキより)

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【グリゴリー・エフィモヴィチ・ラスプーチン(Григорий Ефимович Распутин、186919日~19161230日(ユリウス暦1217日))】

帝政ロシア末期の祈祷僧。シベリア、トボリスク県ポクロフスコエ村出身。奇怪な逸話に彩られた生涯、怪異な容貌から怪僧・怪物などと形容される。ロシア帝国崩壊の一因をつくり、歴史的な人物評は極めて低い反面、その特異なキャラクターから映画や小説など大衆向けフィクションの悪役として非常に人気が高く、彼を題材にした多くの通俗小説や映画が製作されている。・・・

<怪僧>の下り

やがてラスプーチンはアレクサンドラはじめ宮中の貴婦人や、宮廷貴族の子女から熱烈な信仰を集めるようになる。彼が女性たちの盲目的支持を得たのは、彼の巨根と超人的な精力によるという噂が当時から流布しており、実際に彼の生活を内偵した秘密警察の捜査員が呆れ果て、上司への報告書に「醜態の限りをきわめた、淫乱な生活」と記載するほどであった。しかし、貴族たちは次第にラスプーチンが皇帝夫妻に容易に謁見できることに対して嫉妬心を抱くようになった。サンクトペテルブルクではアパート5部屋を借りて家族と共に暮らしていたが、家賃はアレクサンドラ又は信者のアレクサンドル・タネエフが代わりに支払っていた。・・・

<人物・逸話>の下り

祈祷僧を名乗っていたが正式な肩書きではなく、どの宗派にも所属していなかった。リリー・デーンは「ラスプーチンはシベリア訛りが酷く、話の内容はほとんど理解出来なかった」と述べている。歴史作家アンドレイ・アマルリクは、「ラスプーチンは満足な教育を受けなかったため文法上誤った文章しか書けなかった」と述べている。

漁色家のイメージが強く、「皇帝一家や貴族のために祈りを捧げた直後に売春宿へ出かける二面性を持っていた」という逸話がある。しかし、この逸話はニコライ大公による創作の可能性が指摘されている他、漁色に関わる逸話の半分近くが政敵による創作と言われている。こうした指摘があるにも関わらず、「ラスプーチン=漁色家」のイメージは強く残っており、ロシア各地に「ラスプーチン」の名を冠したストリップ・クラブが存在する。

金銭に対して無頓着であり、金銭を受け取ってもすぐに他人に譲ってしまうことが多々あったという。また、街頭の托鉢や劇場・レストラン・カフェなどで気前よく大金を支払うため、「金銭に執着しない無私の男」という評判を得ていた。

アレクサンドラは息子アレクセイの血友病を治癒出来るラスプーチンに強く依存していた。歴史家ジェラード・シェリーによると、ラスプーチンはその立場を活用してロシア再建のための政策実施を計画していたという。また、ラスプーチンの周囲にはロシアの重要情報目当てにヴィクトル・チェルノフなど様々な人物が出入りしていた。

存命中は右派からは「皇室の名誉を傷付けた男」として、左派からは「民主主義の敵」として嫌悪されていた。ラスプーチンの敵対者は彼を「ドイツの代理人」と糾弾していたが、実際のラスプーチンは平和主義者であり、ロシアが参加する全ての戦争に反対の立場を取っていた。

娘マリアによると、ラスプーチンは暗殺未遂事件以降、胃酸過多に苦しみ砂糖を飲んで難を凌いでいたという。また、事件以降デザートワインを飲むようになったという。彼女は回顧録の中で、「父ラスプーチンの悪評は敵対者による中傷であり事実に反する捏造」と主張している。

現代のロシアでは、ロシア正教会のニコライ・グリャノフや一般国民から義人の扱いを受けている。・・・

【道鏡(文武天皇4年(700年)?~宝亀347日(772513日))】

奈良時代の僧侶。俗姓は弓削氏(弓削連)で、弓削櫛麻呂の子とする系図がある。俗姓から、弓削道鏡とも呼ばれる。・・・

<風説>

孝謙天皇に寵愛されたことから、天皇と姦通していたとする説や巨根説などが唱えられた。『日本霊異記』や『古事談』など、説話集の材料にされることも多い。しかし、これらは平安時代以降になって唱えられるようになったもので、信頼の置ける一次史料で確認することはできない。

江戸時代には「道鏡は すわるとひざが 三つでき」という川柳が詠まれた。・・・

祈祷によって取り入った事、姦通説や巨根説が唱えられた事から、ロシア帝国のグリゴリー・ラスプーチンとの類似性が、しばしば話題となる。・・・(=ウィキペディア)

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