私の世界・面白い話のネタ―「モナコで海を埋め立てて国(用地)を拡大・・!?」
ネットのCNNのニュースから、「モナコで海を埋め立てて国(用地)を拡大・・」という話ですが、モナコは一週間でいいから暮らしてみたかったところです。
地中海に面した最も裕福な国の1つであるモナコで、大規模な埋立地の計画が進んでいる
23億ドルを投じる今回のプロジェクトでは、海岸線の輪郭を約6万平米拡張する
埋め立てられた地区には丘や公園、散歩道、マリーナといった公共施設が作られる予定だ
モナコは「世界で2番目に小さな国」ということで1番目はバチカン市国、以下はニューヨークのセントラルパークとその大きさを比較したものです。
セントラルパークとの大きさを比較
金持ちがモナコに集まっている所為で1人当たりのGDPは本来は世界1のはずですが、世界の国の1人当たりのGDPのリストからは何故か? 外されています。
2018年の世界の国の1人当たりのGDP10位まで(モナコは2011年のデータ)
『モナコ、地中海に埋立地建設 総工費2500億円
(2018.08.10 Fri posted at
18:05 JST)
(CNN)世界で2番目に小さな国モナコは、世界で最も裕福な国の1つでもあり、総人口の約3分の1がミリオネア(百万長者)だ。金持ちがモナコに集まる理由は、この国の寛大な財政政策にある。モナコは1869年に所得税を廃止した。推計では、総人口の7割が移民で、モナコ人はわずか1万人しかいない。
その結果、今やモナコの3万8000人の住民はわずか2.02平方キロ足らずの狭い土地に押し込められている。モナコはニューヨークのセントラルパークよりも狭いのだ。
さらにフランスやイタリアから労働目的で入国している人の数は1日4万人に上り、土地問題は悪化するばかりだ。
ミリオネア向けの新たな居住区
モナコでは人と金の流入に伴い、海を埋め立てた埋立地が拡大している。19世紀初頭以来、埋立地の総面積は約40万平米に達し、国土全体の2割を占めている。
そして今、地中海を埋め立て、海岸線の自然な輪郭を約6万平米拡張する総工費23億ドル(約2550億円)の新たなプロジェクトが始まっている。
2025年に完成すれば、世界的に有名なモンテカルロカジノ近くの「ポルティエ・コーブ」と呼ばれる新地区に高級なアパートや別荘が建ち、そこに最大で1000人が住めるようになる。また丘や景観を整えた公園、海に面した散歩道、小さなマリーナなどの公共の場も作られる予定だ
このプロジェクトはモナコ政府が監督しているが、建設費を負担し、不動産販売で利益を得るのは民間の投資家たちだ。アパートや邸宅の販売で41億ドル以上の売り上げが見込まれているという。
モナコは世界で最も人気の高い移住先の1つで、不動産価格は世界で最も高い。
英不動産コンサルティング会社ナイトフランクの2017年版ウェルスレポートによると、100万ドル(約1億円)でニューヨークでは26平米の物件、ロンドンでは30平米の物件が購入可能なのに対し、モナコではわずか17平米の物件しか買えないという。
そのため、英国人F1ドライバー、ルイス・ハミルトンやセルビアのテニス選手ノバク・ジョコビッチなどの著名人も数多くモナコに移り住んでいる。
モナコのエコ地区
ポルティエ・コーブ建設チームに参加しているフランスの建築事務所ヴァロド・エ・ピストルのドゥニ・ヴァロド氏によると、ポルティエ・コーブは海岸の地形にぴったりフィットするよう曲線状になっており、海に酸素を供給する海岸近くの海流を遮らない設計になっているという。
それでも海上での建設は複雑で、海洋生物に被害をもたらす恐れがあるが、このエコ地区の建設に携わる主要関係者らは、「持続可能性と環境保護という非常に野心的な目標」を強調する。
建設に先駆け、開発エリアに生息する保護対象の植物種は近くの海洋保護区に移された。また現場を隔離し、環境への影響を最小限に抑えるために特別な海底用の遮蔽物を設置した。
プロジェクトを指揮するフランス企業ブイグ・トラボー・ピュブリックによると、独立した科学の専門家チームが、建設が完了するまで現場の水質を厳しく監視するという。
それでも自然の生息地の喪失は避けられない。ブイグはそれを補うため、幅広い種類の人工の生息地を導入する計画だ。それは生態学に基づいて垂直あるいは水平方向に延びる特定の区域に設置される。
プラットフォームやインフラの建設は2020年までに完成予定で、2025年までに地区全体が営業を開始する予定だ。
自然に近い環境作り
これは完全に人工的な国土拡張だが、ヴァロド氏は、「自然環境の中に建物が立っている感じを出す」ために、背の高いマツの木などの原生植物のある地中海の風景を導入する計画だという。
特大のバルコニーが夏は日よけになり、冬は熱の回復に役立つ。また、この地区のエネルギー需要の4割は、ソーラーパネルやポンプで賄う。ポンプでくみ上げた海水を使用し、建物を暖めたり冷やしたりするという。
今回の拡張による地形の変化には、これまでのモナコの発展ぶりが反映される。平屋住宅から高層ビルへと建物の高層化が徐々に進んでいるが、これは漁師の楽園から魅力的なリゾート地となったこの国の進化を反映している、とヴァロド氏は説明する。』
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