私の世界・知らない世界―「2000年前のスフィンクス像、新たに発見のコムオンボ神殿・・!?」
ネットのCNNのニュースから、「エジプト南部アスワン近郊のコムオンボ神殿で、新しいスフィンクス像が発見・・」という話ですが、今回、コムオンボ神殿で見つかったスフィンクスはギザの大スフィンクスのように全長73メートル、高さは20メートル以上というドデカイ(もの凄く巨大な)ものではなく、高さ38センチというものです。
2000年前のスフィンクス像が新たに発見された/Egypt Ministry of Antiquities/Facebook
・・で、アスワン近郊のコムオンボ神殿の場所です。
コムオンボ神殿はナイル河の直ぐ側でクルーズで行け、歩ける距離なので興味があります。
マップの添付写真やストリートビューで見たコムオンボ神殿。
スフィンクスが「ライオンの身体と人間の顔を持った怪物」というのは何となく知っていたつもりですが、女性というのは初めてしりました。
そういわれて見ると、今回出土のスフィンクスも怪物ではなく優しい顔立ちです。
ギリシア神話のスピンクス(ジノ・スフィンクス)(ウィキより)
スフィンクス(Sphinx)(写真はギザのスフィンクス:ウィキより)
エジプト神話やギリシア神話、メソポタミア神話などに登場する、ライオンの身体と人間の顔を持った神聖な存在あるいは怪物。古代エジプトにおける本来の名は不明だが、ギリシア語名は古代エジプト語シェセプ・アンク(szp 3nh, シェセプ=姿・形 アンク=再生・復活の神 「アンク神の像」の意)に由来するのではないかとする説がある。ただしこの語は神あるいは王の像に対してのみ使われており、合成獣に使われた証拠はない。スピンクスは女性名詞であり、中国語では「獅身人面像」または「獅身女面像」と訳される。夏目漱石は『虞美人草』の中で「獅身女」という漢字に「スフーヒンクス」という熟字訓を当てた。永井荷風は『あめりか物語』の中では「怪像」に、『ふらんす物語』の中では「怪神」に熟字訓をあてている。一方、ヘロドトスはエジプトの合成獣を描写する際にこの名詞を「Androsphinges」と男性化したが、これが男性スピンクスの唯一の例である。また村井知至『社会主義』には「スヰンクス」という表現があり、明治・大正期には様々な表現が散見される。本来はエジプト神話の生物であるが、非常に古くからギリシア神話にも取り入れられていた。エジプトのスフィンクスは王家のシンボルで、ギザのピラミッドにある、いわゆるギザの大スフィンクスは王の偉大さを現す神聖な存在である。対してメソポタミアやギリシャのスフィンクスは怪物として扱われていた。・・・
コム・オンボ神殿(Temple of Kom Ombo)
プトレマイオス朝の時代(紀元前332-32年)にエジプトのコム・オンボの町に建設された、珍しい二重神殿である。神殿はのちのローマ(支配)時代(紀元前30-紀元後395年)にいくらか増築されている。
建物の「二重」構造は、2神のために重複した中庭、広間、祭壇や部屋があったことを意味する類のないものである。神殿の正面より向かって右側半分は、ハトホルやコンスとともに豊穣と世界の創造の神であるワニの神セベクに捧げられた。一方、神殿の左側の部分は、大ホルス (Horus the Elder) の別名で知られるハヤブサの神ハロエリスに捧げられている。神殿は変則的で、すべてが主軸を中心に完全な左右対称である。・・・(ウィキペディア)
『2000年前のスフィンクス像、新たに発見 エジプト
(2018.09.19 Wed posted at
10:45 JST)
(CNN) エジプト南部アスワン近郊の古代神殿で、排水工事の作業中に新しいスフィンクス像が発見された。エジプト考古省がフェイスブックで発表した。
今回見つかったスフィンクス像は2000年以上前のものと思われ、アスワン近郊にあるコムオンボ神殿の南東側で地下水の排水工事中に見つかった。
エジプト考古省が掲載した写真のスフィンクスは、ライオンの胴体と人間の顔をもち、ヘビの王冠と髪飾りを付けている。ほぼ無傷のまま残っている様子だった。
エジプト考古最高評議会の専門家は、紀元前300年から紀元前30年にかけてのプトレマイオス王朝時代に建造されたと推定する。この付近では2カ月前に、プトレマイオス5世のレリーフ像2体が発掘されていた。
今後は神殿周辺の発掘作業を進め、スフィンクスについてさらに詳しく調査する計画。
スフィンクスは古代エジプトやペルシャ、ギリシャの神話に登場する生き物で、墓や宗教建築物の近くで像が発見されている。
最も有名なギザの大スフィンクスは全長73メートル、高さは20メートル以上。それに比べると、今回見つかったコムオンボのスフィンクスは高さ38センチとはるかに小さい。
コムオンボ神殿は、ワニの神ソベクとハヤブサの神ホルスの2つの神をまつった珍しい神殿で、神殿の近くから発見されたワニのミイラ300体は、併設の博物館で展示されている。』
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