騙されてはいけない1539―今起こっている福島原発事故・「記者会見配布資料がニュースリリースに！、地下貯水槽の残水回収作業が完了・・！？」

　東電の10月1日のニュースリリースの参考資料の「地下貯水槽の残水回収作業が完了しました」からですが、前回、8月27日の記者会見配布資料で、「東電はそれ以降の記者会見配布資料の更新（ＨＰ掲載）を止め？　に・・」といったものの“代わり？”のようです。

以前の記者会見配布資料

新しいニュースリリース

10月1日：「地下貯水槽の残水回収作業が完了しました」

　「地下貯水槽の残水回収作業が完了」の報告ですが、残汚染水が2ｃｍ残っているのと、移送先が貯留タンクではなくプロセス主建屋というのも気に入りません。

　以下は参考資料として、地下貯水槽の位置と容量等のスペックです。

地下貯水槽の位置（マップの航空写真を加工・追加）

地下貯水槽の容量等のスペック

　残汚染水が2ｃｍ残ると容量（底面積）から考えて約20トン（＝㎥）以上のものとなります。地下貯水槽Ⅴのように完全に撤去しないのはまだ緊急時（貯留タンク満杯時？）に使うつもり？　かもしれません。