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2018年11月14日 (水)

騙されてはいけない1545―今起こっている福島原発事故・「原子炉注水ゼロで冷却状況確認へ・・!?」

 東電のニュースリリースの参考資料にある118日の「福島第一原子力発電所2号機燃料デブリの冷却状況の確認について」とそのことを報じたネットのNHKニュースの「福島第一原発2号機 原子炉注水ゼロで冷却状況確認へ 東京電力」からです。

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 東電はいわゆる「循環冷却」の原子炉に注水しているの冷却水を是非ともゼロとは言わないまでも極力少ないものにしたいのです。

 つまり、今現在タンク貯留している約90万トン以上もの膨大な量の汚染水の増加量を少しでも抑えたいのです。

 その理由の一つはタンクを増設するエリアが少なく、限界に近くなっているのです。

新設エリアが余りないタンクエリア

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 それと、注水を止めると当然温度は上昇するので、ある程度の温度で注水を開始して温度を下げなければなりません。温度が下がると注水を停止。これを永遠に繰り返さなければなりません。

 廃炉となっても燃料デブリの行く先は、どんなところであれ必ず冷却は付いて回るものです。

『福島第一原発2号機 原子炉注水ゼロで冷却状況確認へ 東京電力 2018118 2308分福島第一)

福島第一原子力発電所2号機の「燃料デブリ」の冷却状況を調べるため東京電力は、来年3月をめどに、原子炉への注水を7時間止めて温度の変化などを確認する試験を行うと発表しました。安定して原子炉に注水ができるようになってから、注水量をゼロにするのは初めてで、東京電力は、温度変化を適切に評価し、緊急時の対応に生かしたいとしています。

福島第一原発1号機から3号機では、原子炉格納容器の内部に溶け落ちた核燃料と構造物が混じり合った「燃料デブリ」がありますが、東京電力によりますと原子炉の温度は注水によって30度前後で安定しています。

東京電力は、事故などで注水が止まった場合、原子炉の温度は1時間におよそ5度上昇すると評価していますが、この評価は、空気中などに熱が放出される自然放熱が考慮されておらず、考慮した場合は、1時間あたりおよそ0.2度の上昇にとどまるということです。

このため、東京電力は、注水を止めて実際に上昇する温度を確認する試験を行うことになりました。

試験はまず、来年1月をめどに注水量を7日間程度、現在の半分の1時間あたり1.5トンに減らし、影響を調べたうえで、来年3月をめどに注水を7時間止めて温度の変化などを確認するということです。

安定して原子炉に注水ができるようになってから、注水量をゼロにするのは初めてです。

東京電力の想定では、7時間の注水の停止で温度の上昇は1.4度ほどにとどまる見込みですが、想定を大きく上回って、温度が15度上昇した場合は、注水を再開するということです。

東京電力は、温度の変化を適切に評価し、地震や津波などの際の緊急時の対応に生かしていきたいとしています。

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