私の世界・面白い話のネタ―『とびぬけた大きさのピンクダイヤモンド「ピンク・レガシー」が57億円で落札・・!?』
ネットのCNNのニュースから、『鮮やかな色合いととびぬけた大きさで知られるピンクダイヤモンド「ピンク・レガシー」が13日、ジュネーブでオークションにかけられ、約5000万ドル(約57億円)で落札・・』という話です。
とびぬけた大きさのピンクダイヤモンド「ピンク・レガシー」が57億円で落札された
10カラットを超えるファンシービビッドのピンクダイヤは極めて珍しい/Credit: Christie's
今回のオークションは一般からの絶大な関心を集めた/Credit: Christie's
・・で、その世界のピンクダイヤの9割を産出するオーストラリア(豪)アーガイル鉱山の場所です。
ストリートビューの添付写真は1つだけ、マップの航空写真を拡大してもどんな鉱山かよく分かりません。
ウエブで調べると、アーガイル鉱山のピンクダイヤを扱うラビオストレディング社(“labios toraiding inc”)のHPにいろいろな写真がありました。その中からの紹介ですが、マップで分かる露天掘りは止めており、地下トンネルで鉱脈を探しての採掘です。
Open Pit(露天掘り)
鉱山敷地内
鉱山の地下採鉱トンネル
地下への入り口
また、ラビオストレディング社(“labios
toraiding inc”)のHPにはアーガイル鉱山についてとその持ち主のRio Tintoの説明や鉱山の採掘情報が載っています。
私的意見ですが、「2020年の閉山予定までは2017年と同等の採掘量を見込んでいる。」としていて、これを読む限り、2020年での完全な閉山は、何か変? 似思います。
<アーガイル鉱山について>
•アーガイル鉱山は、パースから2500キロメートル離れた西オーストラリア州北西部にあり、世界有数の巨大鉱山会社の1つであるRio Tintoが100%所有している。
•アーガイル鉱山は、世界のピンクダイヤモンドの年間95%以上を産出する。
•1979年10月に、西オーストラリア州の西キンバリー地区のアリ塚の密集している地帯に埋もれていたのを発見された。
•鉱山の規模は、現在 縦幅2キロ、横幅1キロ。 面積は、300ha(3,000,000平方メートル)
例えば、甲子園球場(敷地面積38,500平方メートル)の約78個分です。
•アーガイル鉱山は、ピンクダイヤ、ホワイトダイヤの他にシャンパン、コニャックなどカラーダイヤも多く産出しています。
•アーガイル鉱山の寿命は、2020年と発表。
露天掘りが終わり現在採掘中の地下鉱山で原石を含む鉱脈が枯渇すると考えられている。我々の最新調査では、他の国、地域ではアーガイル鉱山同等のピンクダイヤモンドの鉱脈は見つかっていない。
<リオ・ティントについて>
•リオ・ティントは、イギリス・ロンドンに本社を置く国際的に有名な鉱山会社で、Rio Tinto plc(ロンドン) や、オーストラリア株式市場に上場しているRio
Tinto Ltd.などが系列会社です。
•リオ・ティントのビジネスは、鉱物資源の開発・採掘そして流通させることです。
•主な産出資源は、アルミニュウム、銅、ダイヤモンド、エネルギー(石炭・ウラニウム)、金、鉱物(硼砂・チタニュウム・酸化物・塩類・滑石)、鉄鉱石です。
•南米・アジア・ヨーロッパや南アフリカの主要な国々との関係に基づき世界的な商業活動は、オーストラリアと北米において力強く展開されている。
•リオ・ティントは、健康面、安全面、環境面、そして地域との協力関係について世界的に貢献しているリーダー的存在です。
•リオ・ティントは、アーガイル鉱山に加え、2つのダイヤモンド鉱山を開発しています。カナダにあるディアビック鉱山を60%、ジンバブエにあるムロア鉱山の78%を所有しています。
<鉱山の採掘情報>
アーガイル鉱山全ダイヤモンド(工業用含む)産出量の推移
2005年 30,000,000ct
2010年 9,804,000ct
2012年 8,471,000ct
2014年 9,188,000ct
2015年 13,472,000ct
2016年 13,958,000ct
2017年 17,135,000ct (概算)
2008年以降、露天掘りをストップして地下鉱脈の開発を開始。
2014年から地下採掘を本格的に開始。
近年、採掘量が上昇してきているが全盛期の約半分の数でしかない。
2020年の閉山予定までは2017年と同等の採掘量を見込んでいる。
アーガイル鉱山でピンクダイヤモンドが産出される比率
アーガイル鉱山のダイヤモンドは、Lamproite (ランプロアイト)と呼ばれる鉱石と一緒に採掘されます。
鉱山で採掘される原石の中で、宝石クオリティは約5%
その5%の内分けは、無色(30%)・ブラウン(50%)・グレイ(15%)・イエロー(8%)・ ピンク(1%)・バイオレット(1%未満)
2017年の全原石採掘量約17,000,000ct
(ジェム5%)850,000ct→(ピンク原石1%)85,000ct→(ピンクダイヤルース歩留まり20%)1,700ct
※あくまで概算です。
『まれに見る大粒のピンクダイヤ、57億円で落札 カラット単価で過去最高
(2018.11.14 Wed posted at
16:00 JST)
鮮やかな色合いととびぬけた大きさで知られるピンクダイヤモンド「ピンク・レガシー」が13日、ジュネーブでオークションにかけられ、約5000万ドル(約57億円)で落札された。
ピンク・レガシーは18.96カラットの大粒で、カラット当たりの落札額は263万7000ドル。オークションで売られたピンクダイヤのカラット単価としては、昨年11月に約15カラットのピンクダイヤ「ピンク・プロミス」が樹立した217万6000ドルの記録を破り、史上最高額となった。
ピンク・レガシーは、色付きダイヤのグレードで10万個に1つの鮮やかさを示す「ファンシービビッド」に分類される。10カラットを超えるファンシービビッドのピンクダイヤは、ほかにほとんど例がないという。
出品者は公表されていないが、ダイヤ大手デビアスを3代にわたって経営したオッペンハイマー家が所有していたこともあるという。
オークションを開いた競売大手クリスティーズによると、落札したのは米高級ブランドのハリー・ウィンストン。ダイヤの名称は「ウィンストン・ピンク・レガシー」に変更される。
世界のピンクダイヤの9割を産出する豪アーガイル鉱山は、2020年に閉鎖される見通し。このダイヤの価値も今後さらに上がることが予想される。』
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