騙されてはいけない1557―今起こっている福島原発事故・「1/2号機排気筒解体に向けた調整状況について・・!?」
東電のHPにあるニュースリリースの参考資料、5月23日「福島第一原子力発電所1/2号機排気筒解体に向けた調整状況について 」と22日「福島第一原子力発電所2号機原子炉圧力容器窒素封入量測定範囲の下限値の誤りについて」からですが、どちらも文章が変? というか、過ちを犯したしたことについて言い訳にならない言い訳をしているのです。
図の部分は分かりやすいように一部拡大編集したものを添付している
前者は以前『騙されてはいけない1554―今起こっている福島原発事故・「クレーンの高さ足りず排気筒の解体作業延期・・!?」』で紹介した「クレーンの高さが排気筒の解体をするのに足りなかった・・」というミス=過ち!で、今回の言い訳は、「リミットスイッチワイヤーの長さ約4mを、誤ってクレーン先端からフック上端までの距離約4mとして計画してしまった」というアホか?と言いたくなるものです。
「クレーン先端からリミットスイッチワイヤーが取り付けられている」との勘違い!で、複数の人が図面で確かめるというチェックをしていないのです。
後者は「窒素封入量を監視する計器の測定範囲を下限値5m3/hと考えていたところ、計器の測定範囲の下限値は10m3/hであった」という恐ろしいほど単純な、添付写真の“監視計器(正)”を見ると、「毎日見てるのに、直ぐ気付くかんのか・・?!」と言いたくなる、もの凄い間違いです。
逆に、“監視計器(副)”は、これで代用しているようですが、メモリがなんだかよく分からない(=図を拡大したものも添付)もので、読み取りミスが起こりそうなしろもので、「副計器については、5月20日午後7時30分時点で10m3/hの値を示しており・・」も怪しく思ってしまいます。
なお、東電の文中にある“不活性雰囲気”とは、水素が発火しないように窒素を入れて空気(=酸素)を少なくしている状態のことです。
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