私の世界・知らない世界―「ギョベクリ・テペ(Göbekli Tepe)という紀元前1万年以上前?の遺跡・・!?」
トルコのシリアに近いチグリス川とユーフラテス川の間の沖積平野であメソポタミアの北東部にギョベクリ・テペ(Göbekli Tepe)という紀元前1万年?の文明の遺跡があることを知りました。
メソポタミアを中心とするアッシリア帝國の勢力範囲(紀元前13世紀、アッシリア帝国がバビロンを占領・・:ウィキより)
元前3500年前頃にメソポタミア文明があったので2019年現在から見ると、驚くことにメソポタミア文明までの倍以上も前(昔)ということです。
ギョベクリ・テペの遺跡と「キツネの彫刻の施されたピラー」(ウィキより)
発掘が1996年から始まったという事で、つい最近に分かったのはまだ1万4000年から1万5000年前のものもあるようなのです。
・・で、その場所をマップで紹介です。
ギョベクリ・テペ(Göbekli Tepe)
アナトリア南東部、シャンルウルファ(前ウルファ、エデッサ)の郊外(北東12km)の丘の上に在る新石器時代の遺跡。遺丘の高さは15メートル、直径はおよそ300メートルに及ぶ。地名は「太鼓腹の丘」の意。標高はおよそ760メートル。ドイツの考古学チームにより発掘調査が行われた。発掘は1996年から始まり、チームの指揮を執ったクラウス・シュミットが他界する2014年まで続いた。
ギョベクリ・テペの遺丘に残された構造物は非常に古く、紀元前1万年から紀元前8000年の期間に建てられた。祭祀に用いられたと考えられるこれらの構造物には2段階の発達が見られる。第一段階(先土器新石器A)では巨大な丁字型の石柱がいくつも円を描くように並べられている。物理探査(リモートセンシング)により石柱の総数は200本以上、それらの描き出す円が20確認されている。各石柱は6メートル以上、重さは20トン。それらが基盤岩に穿たれた穴にはめ込まれている。第二段階(先土器新石器B)では石柱は小さくなり、磨かれた石灰の床を持つ長方形の部屋に立てられた。遺丘の隣に位置し発掘調査が待たれている構造物は1万4000年から1万5000年前のものであることがトポグラフィック・スキャンによって明らかにされた。これはともすれば更新世を1000年遡行することになる。先土器新石器B期が終わると遺跡は打ち捨てられた。比較的新しい構造物にはギリシャ・ローマ時代のものも見られる。この構造物が何に使われていたのかははっきりしていない。発掘に携わったクラウス・シュミットは初期新石器時代の神殿だと信じていた。
メソポタミア(Mesopotamia)
チグリス川とユーフラテス川の間の沖積平野である。現在のイラクの一部にあたる。古代メソポタミア文明は、メソポタミアに生まれた複数の文明を総称する呼び名で、世界最古の文明であるとされてきた。文明初期の中心となったのは民族系統が不明のシュメール人である。・・・
チグリス・ユーフラテス両河は水源地帯の雪解けにより定期的に増水するため、運河を整備することで豊かな農業収穫が得られた。初期の開拓地や文化から始まり、エジプトなどよりも早く農業が行われた地域として知られている。紀元前3500年前ごろにメソポタミア文明がつくられた。(=ウィキペディア)
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