私の世界・知らない世界―『ロシアの「イルカ監獄」に閉じ込められていたシャチやシロイルカ(ベルーガ)が解放へ・・!?』
ネットのAFPとBBCの記事から、『ロシアの「イルカ監獄」と呼ばれる、狭いいけすに閉じ込められていたシャチやシロイルカ(ベルーガ)が解放・・!?』の話ですが、BBCが「解放へ・・!」という6月の記事、AFPはその結果の記事で、残念ながら100頭全部解放はまだのようです。
以下は、BBCの写真からです。
狭いいけすに閉じ込められたシロイルカの中には健康被害が出ている個体もある
いけすは日本海のナホトカ沿岸に設置されていた
その場所ですが、英語の“Srednyaya Bay”をロシア語“бухта Средняя ”(=ブフタ・スレドニャヤ)に翻訳すると検索できると思いましたが、「イルカ監獄」は見つからない美しい湾でナホトカ沿岸からはかなり離れています。
気を取り直して、ナホトカ沿岸のマップを調べたら直ぐにBBCの写真のような生簀のある場所が分かりました。
パルス=アという町の近くにある、やはりブフタ・スレドニャヤ:“бухта Средняя”という湾です。
『ロシアの「イルカ監獄」、シャチ全頭解放 シロイルカは残り75頭に
(2019年8月28日 13:47 発信地:モスクワ/ロシア)
【8月28日 AFP】ロシアで27日、中国の水族館への輸出目的で捕獲され、「イルカ監獄」と呼ばれた狭いいけすに約1年も閉じ込められていたシャチの最後のグループが海に戻され、環境保護団体は「大きな勝利」だと評価した。
しかしシロイルカ(ベルーガ)75頭がいまだにロシア極東の「イルカ監獄」に閉じ込められており、活動家らはロシア当局に残りのシロイルカの解放計画を公表するよう求めている。
VNIROは27日、捕獲されていたシャチの最後の2頭と、シロイルカ6頭を自然環境に戻したと発表。「スレドニャヤ湾(Srednyaya Bay)の施設に閉じ込められていた10頭のシャチは全て解放された」と明らかにした。
これに先立ちVNIROは、シロイルカはシャチよりも回復力が高く、寒い季節に海に放すことが可能なため、夏の間にシャチを放つことを優先したと説明していた。
シャチやシロイルカは幾つかのグループに分けて解放されており、27日は4回目だった。最初の頃の解放作業は環境保護団体と海洋哺乳類専門家から批判を受けたが、国際環境NGOグリーンピース(Greenpeace)は27日の作業について、より多くの情報が公表されたと述べ、残るシロイルカの解放計画を公表するよう求めた。
■「イルカ監獄」は存続?
活動家らは、漁業関係者が来年野生のシロイルカを捕獲する許可を申請していることに懸念を持っている。グリーンピースのオガネス・タルグーリャン(Oganes Targulyan)氏は、「教育・娯楽目的での野生のクジラやイルカの捕獲が禁止されなければ、1~2年後には『イルカ監獄』の状況が繰り返されるかもしれない」と述べた。』(c)AFP
『ロシア、「イルカ監獄」から100頭を解放へ 売買目的で飼育か
(2019年06月21日)
ロシア当局は20日、極東で生け捕りにされ、小さないけすで飼育されていた100頭近くのシャチとシロイルカの解放を開始した。全頭を解放するには4カ月ほどかかるという。
「イルカ監獄」として国際的な批判を浴びていたこのいけすは日本海にあり、11頭のシャチと87頭のシロイルカが飼育されていた。
海洋学者や、米俳優レオナルド・ディカプリオさんなどから解放を求める声が上がっていた。第1段階では8頭が自由になったという。
ロシアのアレクセイ・ゴルデエフ副首相は、「専門家の推薦により、捕獲された自然環境に解放することを決めた」と説明した。
ウラジーミル・プーチン大統領も今回の決定を称賛しており、毎年恒例のテレビでの質疑応答で、「私の知る限りではシャチ1頭が1億ドル(約100億円)ほどの価値がある。大きなお金が絡むと必ず物事の解決が難しくなる。事態が進展して良かった」と話した。
数百万ドルで取引
シャチとシロイルカは昨年オホーツク海で捕獲され、1300キロ南下した極東ナホトカ近くのいけすで飼育されていた。
ロシアでは研究目的でクジラやイルカを捕獲することが認められているが、専門家からは、これらの動物が中国のテーマパークや水族館へ売られるのではとの懸念が示されていた。
シャチは1頭数百万ドル、シロイルカも1頭数万ドルで取引されている。多くは違法に捕獲されている。
環境保護団体グリーンピース・ロシアは昨年10月にこのいけすのイルカについて警告を発した。多くが健康を損ねており、少なくとも4頭が死んだとみている。
野生のイルカは毎日何十キロも泳ぐことで体温を維持しているため、捕らえられたイルカの中には低体温症を発症している個体もいるという。
今年1月には、皮ふ病やヒレに傷を負ったイルカがいるとの報告もあった。一部のけがは、いけすの周りの流氷にぶつかってできたものとみられている。
著名人も抗議に参加
イルカ監獄の実態が明らかになると、世界中の科学者や政治家、活動家から批判が寄せられた。
米俳優のディカプリオさんはソーシャルメディアで署名活動への参加を呼びかけ、これまでに150万筆以上が集まった。
国際動物福祉基金(IFAW)で活動する元モデルのパメラ・アンダーソンさんも、イルカを解放するようプーチン大統領に手紙を書いた。
このイルカを捕獲したロシアの企業は、今年6月に入って罰金を科されている。うち1社は2810万ルーブル(約4800万円)の罰金を支払った。
クジラの保護を訴える「ホエール・サンクチュアリ・プロジェクト」のチャールズ・ヴィニック会長は、解放作業は「できる限り人道的に」行われるべきだと話した。
ヴィニック氏はBBCの取材で、「私たちは推奨する作業方法をいくつも当局に伝えた。全てに沿うことはできなくても、できる限り守ってほしいと思う」と述べた。
「これは動物の福祉にかかわることだ」』
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