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2020年1月 7日 (火)

私の世界・面白い話のネタ―ネコ物語・「パラダイスという町が焼け野原、1ヶ月間生き延びた猫が家族と・・のネコ!?」

 ネットの“Wired”の「オーストラリアの森林火災は、この地球の未来を“予言”している・・」という記事からですが、「カリフォルニアでは18年、勢いよく燃え広がった火災のためパラダイスという町が完全に焼け野原・・」というのです。

AAP IMAGE/DEAN LEWINS/AFLO

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 ・・で、そのパラダイスという町の場所とストリート・ビューの添付写真です。

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 「パラダイスという町が完全に焼け野原」で検索していると、“todaysmeows.com”というサイトに「1ヶ月間、焼け野原で生き延びた猫が家族と再会・・」の記事が載っていました。

『1ヶ月間、焼け野原で生き延びた猫が家族と再会

【米カリフォルニア州の大規模山火事】2018.12.29

アメリカ・カリフォルニア州で118日に発生した山火事、通称「キャンプファイア」。

強風にあおられ、高速で州を縦断する形で広がったキャンプファイアは、20日間にわたる懸命な消火作業ののち、1125日にようやく鎮火が発表された。

実に56,600ヘクタールが消失した。これはおよそ570平方キロメートル。東京23区で620平方キロメートルなので、その規模の大きさがうかがえる・・。

死者・行方不明者数ともに過去最大規模。

過去最大規模の被害をだしたカリフォルニアの山火事、キャンプファイア(写真:CNN

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この山火事により、人間だけでなく猫や犬などの動物にも、甚大な被害を及ぼしたと想像するのは容易い。

消えたパラダイス町

特に被害が大きかったのは、カリフォルニア州北部の町、「パラダイス町」。

「完全な再建」作業が必要で、数年はかかるとされている。

連邦緊急事態管理庁(FEMA)のブロック・ロング長官は、パラダイスの被害は「今までに見た中で最悪の災害のひとつだ」と述べた。

山を切り開いて作られ、「楽園」(Paradise)と名付けられた町。自然が豊かで、約26,000もの人間が暮らしていた町が、ほぼ全て消失したのだ。

炎の真ん中にパラダイス町(写真:gofundme

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1ヶ月間焼け野原を生き延びた猫ティンバーとの再会

パラダイス町に住むワーブロー家も、家・車・仕事場の全てを失った。

夫のマークが仕事で不在中、妻のコートニーは小さなバッグ1つを抱え、幼い子供2人と犬1匹を連れて避難するのが精一杯だった。

マークは仕事場から家に戻ったが、一緒に暮らしていた猫のティンバーは見つけることができなかった。

コートニーは町の鎮火後1ヶ月間毎日、家があった場所に戻り、ティンバーを探し続けた。

そこで奇跡が。何もない焼け野原で、家があった場所にただずみ、コートニーを見つめる1匹の猫・・。

完全な焼け野原でコートニーを見つめる1匹の猫(写真:Courtney W YouTube

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ティンバーだ! 本当に何も残っていない焼け野原で、家族を見つけ、ティンバーは走り寄った。

コートニーを見つけ走り寄るティンバー。よく無事でいてくれた!(写真:Courtney W YouTube

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炎で町が包まれるなか、どこに逃げたのだろう。炎が全てを焼いてしまったあと、なにを食べていたのだろう。そして迫り来る炎が、どれほど怖かっただろう。

もう、大丈夫だよ、よく一人で頑張ったね。

家族と再会!やっぱり家族と一緒がいちばん!(写真:Courtney Werblow Facebook

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ティンバー「何があっても一緒だからね!」(写真:The Seattle Times

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全てを失ったなかで見つけた希望

ティンバーと奇跡の再会を果たしたワーブロー夫妻はこう話す。

「火事で避難してからちょうど1ヶ月後の昨日、ティンバーが見つかりました!ティンバーは元気で、子供達も再会をとっても喜んでいます。この再会は、家族と離れ離れになった人々にとっても、そして苦しい避難生活を生き抜くための、希望の光となっています。毎日、諦めずに探して本当によかった!」

『オーストラリアの森林火災は、この地球の未来を“予言”している

2020.01.07 TUE 09:00

オーストラリアで続く大規模な森林火災の被害が止まらない。多数の死者が出ているのみならず、巨大な煙の雲が東海岸沿いの大都市を襲い、数百万人が深刻な呼吸器系疾患の危険に晒されている。温暖化が引き金となった大規模火災が北半球でも南半球でも起こり始めているいま、地球全体への影響を防ぐことが喫緊の課題になりつつある。

この地球上の人類にどんな恐ろしい未来が待っているのかを知りたければ、オーストラリアに目を向けるといい。

2019年9月から続いている大規模な森林火災によって、オーストラリアでは1,450万エーカー(約58,600平方キロメートル)が焼かれ、少なくとも18人が死亡した。巨大な煙の雲が東海岸沿いの大都市を襲い、数百万人が深刻な呼吸器系疾患の危険に晒されている。しかもオーストラリアの山火事シーズンは、まだ始まったばかりなのである。

カリフォルニア州の住民にとっては見慣れた光景だろう。ここでも気候変動や土地管理などの同じ要因が重なって、森林火災は以前より規模が大きく、広範囲の土地を焼き、より多くの死者を出している。

いまや、地球は「残り火の時代」に突入した。残り火の時代とは、氷河期のようなものと考えていい。ただし、氷ではなく世界が火に包まれる時代だ。火の歴史家であるスティーヴン・パインが言うところの「Pyrocene(火新世)」である。

カリフォルニアの火災に続く大惨事

オーストラリアでもカリフォルニアでも、温暖化によって植物は乾燥し、燃えやすくなっている。オーストラリアでは深刻な干ばつに加えて、12月中旬には猛烈な熱波に襲われ、1日の気温が同国史上最高を記録。平均最高気温は約42℃に達した。

カリフォルニアと同じように、強風によって小さな火花があおられて大規模な山火事となり、あまりの巨大さゆえに天候にまで影響を及ぼしている。カリフォルニアでは18年、勢いよく燃え広がった火災のためパラダイスという町が完全に焼け野原となった。オーストラリアでも火は急速に拡大し、町全体を飲み込もうとしている。

「これは前代未聞です」と、タスマニア大学の火災科学者であるデヴィッド・ボウマンは言う。「前代未聞どころではなく、大惨事です」

オーストラリアの火災は、本来なら燃えるはずのない場所にまで広がっている。例えば、火に強いはずのバナナ農園までも炎に包まれた。「農村地帯での燃え広がり方は異常です。広がるのが速すぎて、どうしようもできません。小さな田舎町に避難指示が出されていると聞くと、背筋が寒くなります」

野焼き政策の採用が転機に

カリフォルニアと同じくオーストラリアの森林火災も気候変動によるところが大きいが、数十年におよぶ誤った国内政策のせいでもある。

かつて数千年の間、どの土地でも先住民たちは火との健全な関係を維持してきた。地球上で初めて森林火災が起こって以来、火は常に生態系のリセット役となっており、先住民たちはこの働きを理解していたのだ。小さな火で茂みを焼いておけば、あとで成長しすぎて手の付けられない大規模火災に発展するのを防ぐことができる。

オーストラリアへやってきた英国人は、火災に関してはどんなに小さなものでも許さず、野火が起こったらすぐに消火した。ところが第二次世界大戦後、オーストラリアの政策立案者たちはこのやり方を見直し始めた。アボリジニや地方に住むオーストラリア人の山火事対策から学び、広範囲での野焼き政策を採用したのだ。

「ある程度の科学的厳密性と官僚的な規律を採り入れることにしたのです。それが転機となりました」と、歴史家のパインは言う。「これが国家的な業績のようなものとして捉えられ、もはや英国式のモデルに従う必要はなくなったのです」

米国もまた、最初は英国式の妥協を許さないモデルを追及していたが、やがてオーストラリアに続いた(カリフォルニア州は、もう少し管理下の野焼きを実践すべきだが、南東部の州ではうまくいっている)。

だが、その後オーストラリアでは森林の野焼き擁護者と、とりわけ野火といった火災の潜在的な破壊性を懸念する都市環境保護家との間で対立が生まれた。「英国の伝統から来る火への不信感もいまだに根強く、(火災の影響を懸念する人々は)いつでも火災を防ぐ方法を模索しています」と、パインは言う。

火種が徐々に大きくなっているところに厳しい干ばつが襲うと、スーパーチャージされた森林火災が発生する条件が整う。植物がからからに乾き、風が激しく吹けば、よく手入れの行き届いた農園ですら火の手を免れることはできない。

北半球と南半球で山火事シーズンが重なり始めた

オーストラリアとカリフォルニア州の関係は、土地の状態だけにとどまらない。ふたつの土地は北半球と南半球に分かれているため、これまでは山火事のシーズンが真逆だった。オーストラリアが夏のときはカリフォルニア州は冬であり、逆にオーストラリアが冬になるとカリフォルニアに夏が訪れる。

このため交換プログラムのようなかたちで、それぞれの国の消防士たちは太平洋を越えて互いの季節的な森林火災の消火活動を助け合ってきた。ところが、気候変動によってその関係は複雑化した。双方の山火事シーズンが長期化し、一部が重なり合ってきているのだ。実際、今季オーストラリアで火災シーズンが始まろうとしていたころ、カリフォルニア州ではまだ各地で過去最悪の森林火災に苦しんでいた。

「準備が特に難しくなっています。互いの人員だけでなく、機材にも依存していますから」と、オーストラリアの気候評議会の研究責任者マーティン・ライスは言う。「オーストラリアはカリフォルニア州のような上空からの消火能力が十分ではありません」

この経験をオーストラリアは生かせるか

スーパーチャージされた“火新世”の森林火災によって、世界中で何百万という命が危険に晒されている。また、それ以上の人々が煙による間接的な被害を受ける。オーストラリアの火災はシドニーの空を陰らせ、煙はニュージーランドにまで達している。

森林火災の煙を吸うことは誰にとっても有害だが、特に高齢になると喘息患者へのリスクが高く、子どもの呼吸器系にも長期的な影響を与える。オーストラリアの森林火災は、地方にとっても都市部にとっても緊急事態なのだ。

だが、気候変動による未曽有の事態が、危機に立ち向かうオーストラリア人を奮い立たせるきっかけになるかもしれない。「これは、わたしたちにとっての『ガリポリの戦い』にたとえられます」と、火災科学者のボウマンは言う。「大きな軍事的敗北でしたが、それをオーストラリア流のやり方で“記念”する。なぜならそれが国家を強くするからです」

そして彼は、こう付け加えた。

「この森林火災からも同じことが起きると期待しています。この経験すべてをどうにかして生かさなければなりません」』

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